今回の記事は、ビットコインの予測価格シリーズ第14弾です。
今回紹介するビットコインの予測価格は、Arthur Hayes（アーサー・ヘイズ）によるものです。
Arthur Hayes（@CryptoHayes）さん _ Twitter
この記事を読むと、仮想通貨分野の著名人がビットコインについてどのような予測価格を出しているのかを知ることができます。
よろしければ、シリーズ第1弾から第13弾までの記事もご覧ください。ラベルの「ビットコイン」からご覧いただけます。
ビットコインの予測価格
Arthur Hayes（アーサー・ヘイズ）
予測価格
| 予測した日 | 2023年7月7日 |
|---|---|
| 到達する日 | 2025年から2026年にかけて |
| 予測価格 | 76万ドル（約1億1020万円） |
BitMEXの共同創設者兼元CEOであるアーサー・ヘイズは、2023年7月7日にSubstackでビットコインがAIの通貨になれば、2025年から2026年にかけて1BTCあたり76万ドルまで上昇する可能性があるという予測を披露しました。
Substackとは、個人でニュースレターを配信することができるプラットフォームであり、米国で人気のサービスです。Substackではコンテンツを有料販売することができ、日本でいうとnoteのメールマガジン版のようなサービスです。
アーサー・ヘイズの予測は、非常に長文でSubstackに投稿されているので、要約して紹介していきます。
まず一番最初に、アーサー・ヘイズが2025年から2026年にかけて1BTCあたり76万ドルまで上昇する可能性があると予測した根拠について、紐解いてみたいと思います。
結論から言うと、ビットコインがAIの通貨になれば、2025年から2026年にかけて1BTCあたり最大で76万ドルまで上昇する可能性があるとアーサー・ヘイズは述べています。
では、ビットコインがAIの通貨になるとはどういうことなのでしょうか。その点について解説していきます。
AIが存続するためには電気や半導体が必要であり、それらの費用をAIが稼ぐ必要があるとアーサー・ヘイズは言います。そして、AIが支払いや収入を得る時に使うお金として、法定通貨とゴールドとビットコインを比較しており、法定通貨とゴールドは検閲に耐性がなく無限であり、ビットコインは検閲に耐性があり有限だとしています。
ゴールドは無限ではなく有限ではないかと思われるかも知れませんが、アーサー・ヘイズは将来小惑星からゴールドを採掘するようになれば、ゴールドは有限ではないと言います。
アーサー・ヘイズは、検閲に耐性があるかどうか、無限であるか有限であるかの観点から、ビットコインは法定通貨やゴールドより優れており、そのためAIはビットコインを選び、それがビットコインがAIの通貨になるということだと言います。
アーサー・ヘイズは自身の予測に関して以下のように述べています。
この分析の目的は数字を正確に正確に把握することではなく、起こり得る未来についての物語の心の種を植えることであることを理解してください。AI が世界経済を支配し、ビットコインを通貨として使用する真に驚異的な未来を多くの人が信じているのであれば、その事態が起こるずっと前に、市場全体が成長に対して過剰な費用を払うことになるでしょう。
この分析の目的は正確さよりも、AIとビットコインが結び付くというイメージを植え付けることであり、もし多くの人がこのストーリーを信じるのであれば、実際にAIとビットコインが結び付くよりもずっと前にビットコインの価格は急騰するでしょうとアーサー・ヘイズは述べています。
人物紹介
アーサー・ヘイズは、元ドイツ銀行やシティバンクのデリバティブトレーダーで、BitMEXの共同創設者兼元CEOです。
BitMEXは世界最大級のレバレッジ取引が可能な取引所として日本人にも人気がありましたが、金融商品取引法及び資金決済に関する法律の改正を受けて、2020年5月1日をもって日本居住者の新規登録、アクセス、取引を禁止しました。
その後、2022年2月にアーサー・ヘイズは銀行秘密法違反を巡る訴訟で有罪を認め、2022年5月に6か月の自宅軟禁を含む2年間の執行猶予という判決を言い渡されました。
アーサー・ヘイズは、現在はMaelstromというファミリーオフィスの最高投資責任者です。ファミリーオフィスとは、裕福な家族の投資管理と資産管理を扱う非公開会社のことです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、アーサー・ヘイズによるビットコインの予測価格をお届けしました。AIとビットコインが結び付いた場合、ビットコインの価格はどうなるのかという新しい切り口による予測価格だったと思います。
AIと仮想通貨は競合するような関係ではなく、AIが伸びれば仮想通貨も伸びるというような関係になればいいなと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿