
こんにちは、さとうささらです。
この記事では、ビットコイン肯定派とビットコイン否定派の発言をまとめています。
この記事を読むと、ビットコイン肯定派とビットコイン否定派、それぞれの発言を知ることができます。
ビットコイン肯定派

まず、ビットコイン肯定派の発言を見ていきましょう。
ジャック・ドーシー
ジャック・ドーシーは、Twitterの創業者です。Twitterを一度退社した後に2015年から再度共同創設者兼CEOを務めていましたが、2021年11月29日に辞任しました。
ジャック・ドーシーは、長年にわたるビットコイン至上主義者で、自宅に「ブロッククロック」というビットコインの情報を表示するデバイスを置くほどのビットコインファンです。また、ビットコインが世界を救う唯一無二の仮想通貨だと信じています。
彼は、2021年4月にフロリダ州マイアミで開催された「Bitcoin 2021」で「ビットコインが銀行に取って代わり、発展途上国の起業家に経済的機会をもたらし、再生可能エネルギーへの投資を促進する。」と予測しました。また、「ビットコインは絶対にすべてを変える」と言い切り、「私が生きている間に、これほど重要な取り組みはないと思う。」と述べました。
ジャック・ドーシーは単にビットコインを支持しているというだけではなく、彼がCEOを務めるBlockが運営するモバイル決済サービス「Cash App」でビットコインに投資できる機能を付けたり、人々がビットコインを利用できる環境を形作っている点が素晴らしいと思います。
ピーター・ティール
ピーター・ティールは、アメリカの起業家、投資家、PayPalの創業者です。シリコンバレーで大きな影響力を持つ「ペイパルマフィア」の中では「ドン」と呼ばれています。
彼が共同創設した「Founders Fund」は、仮想通貨への投資で18億ドルの利益をあげました。
ピーター・ティールは、2022年4月7日にフロリダ州マイアミで開催された「Bitcoin 2022」で基調講演を行い、「ビットコインが現在の価格から100倍になり、伝統的な金融市場は最終的に崩壊するだろう。」との予測を披露しました。
また、彼は「バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットの痛烈な批判により仮想通貨の普及が遅れ、価格の上昇を妨げている。」と発言しました。ウォーレン・バフェットをビットコイン愛好家にとっての「最大の敵」と非難し、「オマハ出身のソシオパスな爺さん」と呼びました。ソシオパスとは「反社会的な行動をためらわない、良心が欠けた人。」のことです。
さらに、彼は「金融における長老支配」の人物として、JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOとBlackRockのラリー・フィンクCEOの2人を挙げ、「彼らがビットコインの背後にある革命的な若者の活動と真っ向から対立している。」と指摘しました。
ビットコインが現在の価格から100倍になると予測するピーター・ティールですが、彼の予測する未来は訪れるのでしょうか。
ビル・ミラー
ビル・ミラーは、アメリカの投資家、ファンドマネージャー、慈善家です。投資会社「Miller Value Partners」の創業者であり、現在は会長兼最高投資責任者を務めています。自身のポートフォリオの50%をビットコインや関連企業の株式として保有しています。
ビル・ミラーは、2022年5月24日にポッドキャストに出演して、以下のように述べました。
「米国がアフガニスタンから撤退したとき、ウエスタンユニオンはアフガニスタンへの送金やそこからの送金を停止したが、ビットコインを持っていれば問題はなかった。ビットコインなら、電話さえあれば、世界中の誰にでも送れる。」
「FRBが介入し、マネーサプライをガンガン上げて、住宅ローン金利を救済し始めたとき、ビットコインは問題なく機能した。このシステムは、FRBやほかの干渉なしに機能した。誰もがビットコインを手に入れ、価格は調整され、そしてビットコイナーが『待てよ、この先インフレになるぞ。』と気づいたとき、ビットコインは一気に高騰することになった。」
また、ジム・ミラーはウォーレン・バフェットのビットコインに対する主張は、あくまでも主観的なものでしかないと指摘し、無視するべきだと述べています。
純資産の半分をビットコインにつぎ込むほどビットコインに強気なビル・ミラーですが、果たして彼の投資戦略は当たるのでしょうか。
ビットコイン否定派

次は、ビットコイン否定派の発言を見ていきましょう。
ウォーレン・バフェット
ウォーレン・バフェットは、アメリカの投資家で投資の神様とも呼ばれています。彼の純資産額は1200億ドルを超えると言われています。
ウォーレン・バフェットは、2018年1月のテレビのインタビューにてビットコインに対して以下のように述べました。
「仮想通貨は悪い結末を迎えると、私はほぼ確信を持っている。」
「バブルのようなもので価値を生み出さない。」
「今後も仮想通貨には手を出さない。」
彼は、2018年5月5日に開かれたバークシャー・ハサウェイの株主総会に先駆け、CNBCのキャスター、ベッキー・クイックに対し、ビットコインについて、「殺鼠剤の2乗のようなものだ。」と語りました。
彼は、2022年4月30日に行われたバークシャー・ハサウェイの年次総会でビットコインに対して次のように述べました。
「もしあなたが世界中のすべてのビットコインを所有していて、それらを25ドルで譲ると言っても、私はそれを受け取らない。なぜなら、それで何ができるのか。私は結局、あなたに売り戻さなければならないだろう。何の役にも立たないのだから。アパートは家賃を産み出し、農場は食料を産み出している。」
徹底してビットコインを否定し続けるウォーレン・バフェットですが、いつの日か、彼がビットコインを認める日は来るのでしょうか。
チャーリー・マンガー
チャーリー・マンガーは、ウォーレン・バフェットが会長を務める投資持株会社バークシャー・ハサウェイの副会長であり、投資家です。バフェットはしばしば公に「自分はマンガーをパートナーと見なしている。」と言っています。
チャーリー・マンガーは、2014年にビットコインを「殺鼠剤のようなもの」と言いました。
彼は、米ロサンゼルスに拠点を置く自身が会長を務めている新聞社デイリージャーナル・コーポレーションの株主総会で株主の質問に応え、「私は仮想通貨に投資しなかった。私はそのことを誇りに思っている。仮想通貨は性感染症のようなものだ。」と語りました。
彼は、2022年4月30日に行われたバークシャー・ハサウェイの年次総会でビットコインに対して次のように述べました。
「私は人生において、バカげていること、不道徳なこと、他人と比べて悪く見えることは避けている。ビットコインはその3つすべてに当てはまる。ビットコインの価格はゼロまで落ちる可能性があり、仮想通貨は経済システムの安定性を脅かしている。」
非常に強い言葉でビットコインを非難するチャーリー・マンガーですが、何が彼をそこまでの言動に駆り立てるのでしょうか。
ピーター・シフ
ピーター・シフは、アメリカの経済評論家、著作者、株式仲介者であり、現在は「Euro Pacific Capital Inc.」の社長を務めています。
ピーター・シフは、金の長期投資家であり、ビットコイン懐疑派として知られ、ビットコインが100ドルの価値しか持たなかった2013年からビットコインがバブルであると語っています。
彼は、Coindeskのインタビューに次のように語っています。
「バブルは人々の心理によって作られる。人々は値段が上がればビットコインに熱狂し、このシステムが本物であると錯覚するとバブルが起こる。値段が上がれば上がるほど、その自信が増しさらにのめり込んで行く。しかし期待感だけではビットコインの機能は向上しないため、近い将来クラッシュするだろう。」
また、金とビットコインを比較して次のように語っています。
「ビットコインは金の模倣品であり貨幣としての機能もない。金は元々の自然に価値が保管されていて、大昔から高級品として扱われてきた。友人や恋人に宝飾品としてプレゼントすれば喜ばれる。しかしビットコインは一部のコミュニティーにしか認識されていない。貨幣としての価値は取引先がビットコインを受け付けることで初めて使えるようになるが、使用可能な場所は限定的だ。」
ビットコイン懐疑派として知られるピーター・シフですが、時折ビットコインに対する態度を軟化させることもあり、今後の彼の発言に注目です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私は、ビットコイン肯定派のジャック・ドーシーに注目しています。今後、ジャック・ドーシーが世の中にビットコインを普及させていくことを期待しているからです。彼はお金儲けのためにビットコインを支持しているわけではなく、ビットコインが世の中を変えうるものだと信じている、ということが彼の言動から伝わってきます。
また、私はビットコイン否定派のウォーレン・バフェットにも注目しています。ウォーレン・バフェットは「ビットコインは何も生み出さない。」ということでビットコインへの投資はしないと発言していますが、投資という観点からビットコインを見るとたしかにそういう一面もあると思いますが、何かを生み出す、生み出さないという視点をもってビットコインを判断するのは、ビットコインの一つの側面しか見ていないような気がします。
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