今回の記事は、ビットコインの取引所保有量が減少しているという内容を紹介します。
この記事の内容は、コインテレグラフの記事を参考にしています。
それでは、取引所が保有しているビットコインがどのくらい減っているのかを見ていきましょう。
ビットコインの取引所保有量が減少

引用元:Glassnode
こちらのチャートは、黒色の線がビットコインの価格、オレンジ色の線がビットコインの取引所保有量がビットコインの供給量の何%かを表しています。
オンチェーン分析企業Glassnodeによると、最新のデータはビットコインの供給量の12%未満しか取引所のウォレットに存在しないことを示しています。
現在、ビットコインの供給量は約1940万枚なので、その12%は約232万枚です。世界中の取引所で流通しているビットコインは232万枚未満ということになります。
過去、取引所が一番多くビットコインを保有していた時期は2020年3月で、保有量は約316万枚です。2020年3月といえば、ちょうどコロナショックの時期にあたります。
ビットコインの取引所保有量は、2020年3月の約316万枚から、現在2023年7月は約232万枚になり、約84万枚の減少となっています。

引用元:https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-exchanges-same-btc-supply-late-2017
現在のビットコインの取引所保有量は、過去5年間で最も少なくなっていることから、ビットコインの価格は上昇しやすくなっていると言えるでしょう。

引用元:Glassnode
こちらのチャートは、黒色の線がビットコインの価格、オレンジ色の線がビットコインの取引所保有量を表しています。
現在のビットコインの取引所保有量は、BTC換算で見ると2018年3月の水準に戻っています。

引用元:Glassnode
こちらのチャートは、黒色の線がビットコインの価格、水色の部分がCoinbaseのビットコイン保有量を表しています。

引用元:https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-exchanges-same-btc-supply-late-2017
Coinbaseのビットコイン保有量も減少し続けており、今後のビットコイン価格の上昇が示唆されています。
ビットコインの取引所保有量と価格の関係
一般的にビットコインの取引所保有量が減少するとビットコインの価格は上昇しやすくなり、その逆にビットコインの取引所保有量が増加するとビットコインの価格は下落しやすくなると言われています。
その理由は、ビットコインの取引所保有量が減少するということは、当面ビットコインを売却する予定のない投資家がビットコインをプライベートウォレットへ移動させているからだと言われており、このためビットコインの売りが減少して価格の上昇につながると考えられています。
その逆に、ビットコインの取引所保有量が増加するということは、ビットコインを売却する予定の投資家がビットコインをプライベートウォレットから取引所へ移動させているからだと言われており、このためビットコインの売りが増加して価格の下落につながると考えられています。
これらの理論はおおむね正しいと思われますが、必ずしもこれらの理論通りの値動きになるわけではないので、注意が必要です。
例えば、ビットコインの取引所保有量が減少しても、需要があまりない状態であれば価格は停滞か下落していくことが考えられます。
その逆に、ビットコインの取引所保有量が増加しても、それを消化するだけの旺盛な需要があれば価格は上昇していくことが考えられます。
ビットコインの取引所保有量と価格の関係を考察

引用元:https://en.macromicro.me/charts/29045/bitcoin-exchange-balance-total
こちらのチャートは、黄色の線がビットコインの価格、水色の線がビットコインの取引所保有量を表しています。2012年から2023年までの長期間のデータが表示されています。
いかがでしょうか。
2012年から2018年頃までは一貫してビットコインの取引所保有量は増加しており、ビットコインの価格も上昇し続けています。この期間は、ビットコインの取引所保有量が増加したらビットコインの価格は下落しやすくなるという理論は当てはまらないということが分かります。
次に2018年以降を見てみましょう。
2018年の弱気相場の期間を見てみると、ビットコインの取引所保有量は増加してビットコイン価格が下落しているので、これは理論通りの値動きと言えるでしょう。
2019年の強気相場の期間を見てみると、ビットコインの取引所保有量は増加してビットコイン価格が上昇しているので、これは理論とは違う値動きと言えるでしょう。
2020年の強気相場の期間を見てみると、ビットコインの取引所保有量は減少してビットコイン価格が上昇しているので、これは理論通りの値動きと言えるでしょう。
2022年の弱気相場の期間を見てみると、ビットコインの取引所保有量は減少してビットコイン価格が下落しているので、これは理論とは違う値動きと言えるでしょう。
2018年と2022年はどちらもその前年に史上最高値を更新して、そこから下落が始まっている期間なので弱気相場に分類しています。
2019年は底値から上昇を開始している期間、2020年は半減期を含む期間なので強気相場に分類しています。
このように、ビットコインの取引所保有量が減少するとビットコインの価格は上昇しやすくなり、その逆にビットコインの取引所保有量が増加するとビットコインの価格は下落しやすくなるという理論は、その通りになる時もあればならない時もあるということが分かったと思います。
この分析結果を表にまとめると以下のようになります。
| ビットコインの取引所保有量が増加 | ビットコインの取引所保有量が減少 | |
|---|---|---|
強気相場 |
・2019年 ・価格上昇(理論と違う) |
・2020年 ・価格上昇(理論通り) |
弱気相場 |
・2018年 ・価格下落(理論通り) |
・2022年 ・価格下落(理論と違う) |
強気相場であれば、ビットコインの取引所保有量の増減に関わらず、ビットコインの価格は上昇しており、弱気相場であれば、ビットコインの取引所保有量の増減に関わらず、ビットコインの価格は下落しています。
これは、強気相場で価格上昇、弱気相場で価格下落という当たり前のことを言っているようではありますが、ビットコインの取引所保有量の増減よりも相場状況の方が価格に強い影響を与えるということを示していると捉えていただければと思います。
しかし、ビットコインの取引所保有量の増減が全く無意味かというとそうではなく、ビットコインの取引所保有量が減少するとビットコインの価格は上昇しやすくなり、ビットコインの取引所保有量が増加するとビットコインの価格は下落しやすくなるというのはたしかにその通りだと思われるので、現在は価格が上昇しやすい状態なのか下落しやすい状態なのかを知る1つの手がかりとして捉えるのがよいのではないかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ビットコインの取引所保有量とビットコイン価格の関係についての考察をお届けいたしました。
今後も、ビットコインの価格に関する情報をお届けしていきたいと思います。

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