
こんにちは、さとうささらです。
今回は、時価総額上位の仮想通貨の価格が、初期価格から最高値まで何倍上昇したかを紹介いたします。
この記事を見れば、時価総額上位の仮想通貨の価格が、何倍の上昇を遂げたかを知ることができます。
初期価格をICOでの売り出し価格とするか、取引所に上場した時の初値とするかによっても倍率は変わってきますが、今回は基本的にCoinMarketCapに掲載されている一番最初の価格を初期価格といたしております。
初期価格から最高値までの倍率

Bitcoin(ビットコイン)
通貨名 | Bitcoin(ビットコイン) |
---|---|
シンボル | BTC |
初期価格 | 0.07円(ネット調べ) |
最高値 | 7547305円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 107818642倍(約1億倍) |
公式サイト | https://bitcoin.org/ja/ |
最初は、Bitcoinです。Bitcoinは0.07円から7547305円まで上昇して、倍率は約1億倍です。
机上の空論にはなりますが、0.07円の時に1円分のBitcoinを買っていたら1億円を超えています。ですが、Bitcoinが誕生して間もない頃にBitcoinを買うことは非常に難しいと思われるので、考えても仕方のないことですね。
私はかなり昔にインターネットでBitcoinのニュースを見たことがありました。Bitcoinが誕生してまだそれほど経っていない頃のニュースだったと思います。そのニュースの内容は、以下のようなものだったと記憶しています。
「Bitcoinというインターネット上の通貨が誕生した。」
「Bitcoinは採掘して手に入れることができる。」
「Bitcoinの価値はそれほどない。」
そのニュースを見た時に私が思ったことは、以下のようなものでした。
「採掘って何だろう?採掘ってどうやってやるんだろう?」
「インターネット上の通貨か、よく分からないけど面白い取り組みだなあ。」
「でもまあ、そんなに普及することはないだろう。」
「仮に今採掘をして数Bitcoinを手に入れたとしても微々たる額にしかならないなあ。」
もし、この時私が多少面倒ではあってもマイニングについて勉強して、いくらかのBitcoinを継続的に手に入れていたとしたら、と考えたことが何度もあります。
しかし、この当時はそもそもBitcoinが値上がりしていくものだという認識もありませんし、あまり価値のないものにそこまで情熱を傾けられるかといえば、その可能性はかなり低かったと思います。
後になってみて、あの時ああしていれば今頃は億万長者になれたのにと思っても、実際にはあの時ああすることが非常に難しいことなのだと思います。

Ethereum(イーサリアム)
通貨名 | Ethereum(イーサリアム) |
---|---|
シンボル | ETH |
初期価格 | 347円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 534357円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 1539倍 |
公式サイト | https://ethereum.org/en/ |
次は、Ethereumです。Ethereumは347円から534357円まで上昇して、倍率は約1500倍です。
EthereumもBitcoinほどではありませんが、1500倍という上昇を遂げています。
Ethereumは、2013年11月に当時19歳だったVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)により考案されました。そして、2014年7月にEthereumのICOが実施され、5000万以上のEthereumが販売されて25000BTC以上の資金調達に成功したことが発表されました。
この時、私はEthereumのことを全く知りませんでした。また、Bitcoinのことも既に頭にはなく仮想通貨のことを考える機会など全くありませんでした。私が知らなかっただけかも知れませんが、この当時は仮想通貨という言葉もなかったように思います。
仮にEthereumのICOの存在を知っていたとしても、参加した可能性はほぼゼロに近かったと思います。

BNB(バイナンスコイン)
通貨名 | BNB(バイナンスコイン) |
---|---|
シンボル | BNB |
初期価格 | 11.9円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 72499円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 6092倍 |
公式サイト | https://bnbchain.org/en |
次は、BNBです。BNBは11円から72499円まで上昇して、倍率は約6000倍です。
BNBは世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceの取引所トークンです。今やプラットフォーム系の仮想通貨としても存在感を増してきています。
Binance以外にも取引所トークンを発行している取引所はいくつもありますが、その中でも最も成功しているのがこのBNBだと言えるでしょう。
初期のBNBの使い道としては、Binanceでの取引手数料をBNBで支払うと取引手数料が安くなるというものがありました。
Binanceは、それだけに留まらずBNBを保有していると様々なメリットがある施策を次々に打ち出しています。
また、定期的にBNBをバーンすることにより希少性も高め続けています。
BNBが成功しているのは、世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceの取引所トークンというだけではなく、Binanceの巧みな手腕によるところも大きいものと思われます。

XRP(エックスアールピー)
通貨名 | XRP(エックスアールピー) |
---|---|
シンボル | XRP |
初期価格 | 0.58円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 349円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 601倍 |
公式サイト | https://xrpl.org/ |
次は、XRPです。XRPは0.58円から349円まで上昇して、倍率は約600倍です。
2017年の仮想通貨バブルに乗って、XRPで大儲けしたという人もかなりいるのではないでしょうか。
XRPを発行しているRipple社は、現在SECと裁判中です。SECというのは米国証券取引委員会のことです。裁判の内容は、XRPが有価証券にあたるかあたらないかというもので、Ripple社はXRPは有価証券にあたらないという主張をしており、SECはXRPは有価証券にあたると主張しています。
この裁判にRipple社が勝訴すると、XRPの価格が上がることが予想されており、今後の裁判の行方が注目されるところです。

Cardano(カルダノ)
通貨名 | Cardano(カルダノ) |
---|---|
シンボル | ADA |
初期価格 | 2.8円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 325円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 116倍 |
公式サイト | https://cardano.org/ |
次は、Cardanoです。Cardanoは2.8円から325円まで上昇して、倍率は約110倍です。
こちらも2017年の仮想通貨バブルで価格が上昇した仮想通貨の中の一つです。
2017年の仮想通貨バブルで爆上げした仮想通貨はそのほとんどが時価総額ランキングで順位を下げていますが、このCardanoは不思議(?)と時価総額上位を維持し続けています。
なぜ上位を維持し続けているのか、何か要因があるのだと思いますが、私はその要因の一つとしてCharles Hoskinson(チャールス・ホスキンソン)がCardanoの創設者であるということが挙げられると思います。
仮想通貨プロジェクトは数多くありますが、事実上開発がストップしてしまっているプロジェクトもよくあります。そういった中で、Charles Hoskinson(チャールス・ホスキンソン)という名の通った人物が開発に関与し続けているというのは大きなアドバンテージだと思われます。

Polygon(ポリゴン)
通貨名 | Polygon(ポリゴン) |
---|---|
シンボル | MATIC |
初期価格 | 0.49円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 328円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 669倍 |
公式サイト | https://polygon.technology/ |
次は、Polygonです。Polygonは0.49円から328円まで上昇して、倍率は約660倍です。
PolygonのシンボルはMATICとなっていますが、元々はMaticという名前の仮想通貨でした。それが2021年の始めにPolygonというブランドにリブランディングされました。
Polygonは、Ethereumのスケーラビリティー問題を解決するためのセカンドレイヤーソリューションです。分かりやすく言うと、Ethereumは処理速度が遅く取引手数料が高いという問題があるので、Polygonを使えば処理速度が速く取引手数料が安くなるというわけです。
一つ気になるのは、Ethereumに問題がある現状ではPolygonの利用価値はあると思いますが、Ethereumがアップデートを重ね、Polygonのようなセカンドレイヤーソリューションの助けがなくても処理速度が速く取引手数料が安くなった場合、Polygonの存在価値はどうなってしまうのか、という点です。

Dogecoin(ドージコイン)
通貨名 | Dogecoin(ドージコイン) |
---|---|
シンボル | DOGE |
初期価格 | 0.031円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 69円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 2225倍 |
公式サイト | https://dogecoin.com/ |
次は、Dogecoinです。Dogecoinは0.031円から69円まで上昇して、倍率は約2200倍です。
Dogecoinは、アメリカのソフトウェアエンジニアによってBitcoinのパロディーとして開発された仮想通貨です。
Dogecoinは時価総額ランキングで現在ほどの上位ではなかった頃でも、草コインの取引所ではDogecoin建てで取引が行われるなど、以前から他の仮想通貨とは違う輝きを放っていました。
また、Elon Musk(イーロン・マスク)がDogecoinについて発言することがあり、その度にDogecoinの価格が上昇するという現象が起こります。必ず上昇するというわけではありませんが、Elon Musk(イーロン・マスク)のツイートを常に見ていれば、Dogecoinで一儲けできるチャンスを掴めるかも知れません。

Solana(ソラナ)
通貨名 | Solana(ソラナ) |
---|---|
シンボル | SOL |
初期価格 | 103円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 29349円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 284倍 |
公式サイト | https://solana.com/ja |
次は、Solanaです。Solanaは103円から29349円まで上昇して、倍率は約280倍です。
Solanaはプラットフォーム系の仮想通貨で、特徴として、スマートコントラクトを搭載、処理速度が速い、処理できる取引数が大容量、取引手数料が安い、という点が挙げられます。
この特徴を聞いて何かお気付きになられたでしょうか。そうです、SolanaはEthereumの問題点をほぼ解消しているのです。このことから、SolanaはEthereumキラーと呼ばれることもあります。
Ethereumキラーとして急激に時価総額ランキング上位に食い込んできたSolanaですが、現在は最高値からかなり価格を落としています。今後、復活していけるかに注目です。

Polkadot(ポルカドット)
通貨名 | Polkadot(ポルカドット) |
---|---|
シンボル | DOT |
初期価格 | 306円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 6130円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 20倍 |
公式サイト | https://polkadot.network/ |
次は、Polkadotです。Polkadotは306円から6130円まで上昇して、倍率は約20倍です。
Polkadotは、Web3財団というスイスの財団が開発しています。
特徴としては、インターオペラビリティーが挙げられます。インターオペラビリティーとは、相互運用性という意味で、異なるブロックチェーンをつないで相互運用できるようになることを意味します。
例えば、BitcoinのブロックチェーンとEthereumのブロックチェーンは互換性がないのでつなぐことはできませんが、Polkadotを介すれば互換性を持たせられるようになるということです。
私はPolkadotにもPolygonと似たような懸念があるのではないかと思うことがあります。現状では各ブロックチェーン間に互換性はないので、Polkadotのようなプロジェクトには存在価値があると思います。しかし、各ブロックチェーンがアップデートを重ね、他の助けを借りなくても互換性を持てるようになった場合、Polkadotはどうなってしまうのだろうと思うことがあります。近い未来にそうなるとは思いませんが、少し頭の片隅に置いておくといいかも知れません。

Shiba Inu(シバイヌ)
通貨名 | Shiba Inu(シバイヌ) |
---|---|
シンボル | SHIB |
初期価格 | 0.0000001068円(CoinMarketCap調べ) |
最高値 | 0.009017円(CoinMarketCap調べ) |
倍率 | 84428倍 |
公式サイト | https://shibatoken.com/ |
最後は、Shiba Inuです。Shiba Inuは0.0000001068円から0.009017円まで上昇して、倍率は約84000倍です。
小数点以下の価格で、ゼロがたくさんあって分かりづらいですが、倍率は脅威の約84000倍です。
初期の頃に1万円分のShiba Inuを買っていたら8億4000万円になっている計算ですね。たらればを考えても仕方のないことだとは分かりつつも、つい考えてしまいます。
Shiba Inuは、Dogecoinのミームコインとして誕生しました。誕生当時は草コインの一つでしたが、コミュニティーの力が強いことや、意外と高性能なことなど、いくつかの要因により、いつの間にか時価総額ランキング上位に位置するまでになりました。
常にDogecoinと比較されるShiba Inuですが、現在は時価総額でDogecoinより下にいます。今後、Dogecoinとのデッドヒートがどのような展開になっていくのか、注目したいところです。

まとめ
いかがだったでしょうか。
以上、時価総額上位の10の仮想通貨の初期価格から最高値までの倍率を紹介いたしました。
今回紹介したほとんどの仮想通貨について言えることですが、投資額にもよりますが初期の頃に投資していれば今や億万長者。しかし、将来値上がりする仮想通貨を初期に見つけて投資することは至難の業です。
しかし、日々仮想通貨のニュースに目を通していれば、最近よく取り上げられるコインがあるなあ、といった感じで何かしらの気付きがあったりもします。それが投資のヒントになることもあると思うので、日々アンテナを張りながら過ごすのもいいのではないでしょうか。
この記事と同じ内容の動画です。
0 件のコメント:
コメントを投稿