サトシ・ナカモトの謎に包まれた正体に迫る【ビットコイン・BTC】【ビットコイン開発者】

2023/03/29

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サトシ・ナカモトの謎に包まれた正体に迫る【ビットコイン・BTC】【ビットコイン開発者】

さとうささらです。

ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトについての情報をまとめていきます。

この記事を見ると、正体が明らかになっていないサトシ・ナカモトについての情報を様々な視点から知ることができます。

サトシ・ナカモトとは

サトシ・ナカモトとは

サトシ・ナカモトはビットコインを発明したとされる人物です。人物と言いましたが、個人なのかグループなのかは分かっていません。また、性別、年齢、人種、国籍、本名など、サトシ・ナカモトに関する情報は一切判明していないのです。

一見、日本人と思われる名前ですが日本人かどうかも分かっていません。ビットコインの開発メンバーもオンライン上でサトシ・ナカモトと言葉を交わしただけで、実際に会ったメンバーはいません。

サトシ・ナカモトを時系列で見る

サトシ・ナカモトを時系列で見る

サトシ・ナカモトの言動を時系列で詳しく見ていきましょう。

2007年の春、サトシ・ナカモトはプログラミング言語「C++」を使ってビットコインの最初のバージョンのコーディングを始めたと語っています。

2008年10月31日、サトシ・ナカモトは暗号技術に詳しいコンピューターサイエンティストやハッカーたちの小さなオンラインコミュニティーに、ビットコインに関するホワイトペーパーを発表し始めました。

2009年1月3日、18時15分05秒(UTC)頃、サトシ・ナカモトが最初のビットコインをマイニングして、ビットコインの運用が開始されました。一説によると、サトシ・ナカモトがマイニングをして保有しているビットコインは100万枚以上に及ぶと見られています。1 BTCあたり300万円とすると、100万BTCは3兆円にもなります。この100万枚以上のビットコインは、初期の頃にテストのために数ビットコインを送った以降は動かされた形跡がありません。

2009年1月8日、サトシ・ナカモトはビットコインの最初のバージョン(ver0.1)をメーリングリストを通じて公開しました。これが、ビットコインプロトコルとそのリファレンス実装であるビットコインコアです。

2009年1月12日、サトシ・ナカモトは、ハル・フィニーに10 BTCを送りました。

また、2009年、サトシ・ナカモトはBitcoin Talkというフォーラムを開設しました。サトシ・ナカモトはこのフォーラムにいくつかの投稿をしており、アーカイブも残されています。

Bitcoin Talk

2010年の中頃まで、サトシ・ナカモトは積極的にビットコインの開発に関わり、その後一線を退きましたが、しばらくの間はビットコインに関わり続けました。また、プロジェクト管理や所有していたサイトのドメイン管理などはギャヴィン・アンドレセンなどの創設初期メンバーに引き継がれていきました。

2008年10月31日から2010年12月12日の約2年間、サトシ・ナカモトはメーリングリストとフォーラムに文章を残しました。

2011年4月、サトシ・ナカモトは友人の開発者に「私は別のことをすることにした。」というメールを送り、その後の消息は不明となりました。

番外編として2015年、サトシ・ナカモトはカリフォルニア大学ロサンゼルス校でファイナンスを専門とするバグワン・チョードリー教授に推薦され、2016年度のノーベル経済学賞にノミネートされました。ちなみに、2016年度のノーベル経済学賞は、オリバー・ハートとベント・ホルムストロームという人物が受賞しており、サトシ・ナカモトは受賞には至りませんでした。

サトシ・ナカモトとホワイトペーパー

Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System
引用元:https://bitcoin.org/ja/bitcoin-paper

2008年10月31日にサトシ・ナカモトと名乗る人物がビットコインのホワイトペーパーを公開しました。「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」というタイトルのホワイトペーパーには、ビットコインがP2Pの電子通貨であること、二重支払い問題の解決策、信用のおける第三者を必要としないこと、プルーフ・オブ・ワークを使用していること、などビットコインの仕組みが記載されています。ホワイトペーパーは「bitcoin.org」に掲載されており、原文は英語ですが現在43か国語で読むことができます。日本語版もありますので興味のある方は読まれてみてはいかがでしょうか。

Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System

「bitcoin.org」は、ビットコインの最初の開発者であるサトシ・ナカモトとマルティ・マルミによって登録され所有されていたサイトです。サトシ・ナカモトがビットコインプロジェクトを離れる際、責任を分散し、特定の個人あるいは団体がビットコインプロジェクトをコントロールすることを防ぐために、ビットコイン開発者とは別の者達にドメイン所有権を付与しました。尚、「bitcoin.org」は、ビットコインの公式サイトではありません。「bitcoin.org」には、サイトについて次のように記載されています。

Bitcoin.orgは公式サイトではありません。電子メールの技術の所有者が存在しないのと同様に、ビットコイン・ネットワークの所有者は存在しません。そのため、ビットコインを代表して公式的に発言する者は存在しないのです。

サトシ・ナカモトとビットコイン

サトシ・ナカモトとビットコイン

ビットコインは、サトシ・ナカモトが発明した電子通貨であり、P2P、中央管理者が不要、ブロックチェーンを使用、プルーフ・オブ・ワークを使用などの特徴を持ちます。

ビットコインの最小単位であるSatoshiは、サトシ・ナカモトの名前が由来となっており、0.00000001 BTCが1 Satoshiです。1 BTCが1億円になれば1 Satoshiが1円になります。

サトシ・ナカモトはビットコインを開発した人物ですが、ビットコインのアルゴリズムすべてを構築したわけではありません。ビットコインはオープンソースで構築されており、誰でも開発に携わることができます。

初期のビットコインは、サトシ・ナカモトや支持者のグループが協力してプロジェクトを管理していましたが、徐々に管理の主導権を他のメンバーに譲り渡すようになりました。

ビットコインといえば、仮想通貨やブロックチェーンというイメージが思い浮かぶと思いますが、ビットコインもプログラミング言語により開発された1つのソフトウェアです。多種多様なプログラミング言語が存在しますが、ビットコインは「C++」というプログラミング言語によって開発されており、そのことを知る人は少ないのではないでしょうか。

「C++」は「C言語」を機能拡張したプログラミング言語で、「C言語」から大きく変わった点はオブジェクト指向に対応したというところです。読み方は「シープラスプラス」、略して「シープラプラ」または「シープラ」です。

サトシ・ナカモトとジェネシスブロック

サトシ・ナカモトとジェネシスブロック

ジェネシスブロックとは、ブロックチェーンにおける最初のブロックのことで、ブロック0、ブロック1と呼ばれることもあります。サトシ・ナカモトは2009年1月3日にジェネシスブロックをマイニングしたので、1月3日は「ジェネシスブロック・デー」と呼ばれています。

ビットコインのジェネシスブロックはGPUやASICではなくCPUを使ってマイニングされました。

ちなみに、ジェネシスブロックという言葉はビットコイン特有のものではなく、ブロックチェーンにおける最初のブロックのことを指す言葉なので、それぞれのブロックチェーンにそれぞれのジェネシスブロックが存在します。しかし、ジェネシスブロックという言葉はビットコインのジェネシスブロックを意味する場合がほとんどであると思われます。

ビットコインのジェネシスブロックには「The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for bank」という文字が書き込まれています。これは英タイムズ誌の2009年1月3日号の見出しから引用しており「The Times 2009年1月3日 首相、銀行に対する2度目の救済措置の瀬戸際」という意味です。

ジェネシスブロックに書き込んだ文字の意味についてサトシ・ナカモトは説明をしていませんが、政府や銀行に対する批判の意味を込めているという説と、新聞の見出しを含めることでプログラムがその日以前に書かれたものではないことを証明しているという説があります。

サトシ・ナカモトとブロックチェーン

サトシ・ナカモトとブロックチェーン

サトシ・ナカモトが開発したビットコインはブロックチェーンを基盤としています。このことから、サトシ・ナカモトがブロックチェーンを開発したと思ってしまいそうになりますが、実はそうではありません。

ブロックチェーンを開発したのは、スコット・ストルネッタとスチュアート・ヘイバーという2人の人物です。2人は1991年にブロックチェーンのアルゴリズムを構築し終えています。

サトシ・ナカモトは、スコット・ストルネッタとスチュアート・ヘイバーの論文を引用してビットコインのホワイトペーパーを完成させました。

ブロックチェーンという技術は1991年から存在していたものの、インターネットも普及していない時代にその技術を広めるのは容易ではありませんでした。サトシ・ナカモトがブロックチェーンと電子通貨を組み合わせたことにより、初めてブロックチェーンが表舞台に登場したと言えます。

サトシ・ナカモトだと疑われる人物

今までにサトシ・ナカモトではないかと疑われた人物や、自らがサトシ・ナカモトであると名乗り出た人物を紹介します。しかし、そのいずれも疑われた本人が否定していたり、名乗り出た人物が虚偽の申告をしている可能性が高い事例ばかりです。

ジェド・マケーレブ

ジェド・マケーレブは、ファイル共有サービスOvernet、eDonkey2000(英語版)の創始者であり、ビットコインの取引所マウントゴックスの設立者でもあります。リップルを発展させるための会社リップル・ラボを共同設立した人物としても有名です。

ニック・サボ

ニック・サボは、ビットコインが誕生する初期の頃から研究開発を行なっていたことで知られるコンピューターサイエンティストです。ビットコインの前身と考えられるビットゴールドの論文を出したこともあります。

ドリアン・ナカモト

ドリアン・ナカモトは、アメリカ合衆国カリフォルニア州のテンプルシティに住み、出生名がサトシ・ナカモトであったことから、彼がサトシ・ナカモトではないかという疑いをかけられましたが本人はこれを否定しました。今でも、彼の写真がサトシ・ナカモトのイメージ画像に使用されることがあります。

クレイグ・ライト

クレイグ・ライトは、BitcoinSVの開発を主導しているnChainという会社の技術責任者です。彼は自らがサトシ・ナカモトであると報道機関に対し名乗り出ましたが、彼の言動は信用されているとは言えません。

金子勇

金子勇は、P2P技術を利用したファイル共有ソフトWinnyを開発した人物です。WinnyはP2Pでファイル共有を行うもので、ビットコインもP2Pの電子通貨であるという共通点があるため、彼がサトシ・ナカモトではないかという憶測があります。彼は2013年7月に急性心筋梗塞により死亡しています

望月新一

望月新一は、日本の数学者です。アメリカ合衆国の社会学者であるテッド・ネルソンが、サトシ・ナカモトは日本の数学者望月新一であると主張しましたが、本人はこれを否定しました。望月新一は、数論における重要な未解決問題として知られるABC予想を、自身の構築した宇宙際タイヒミュラー理論を用いて証明したとする論文を発表した人物として知られています。

サトシ・ナカモトと関係のある人物

サトシ・ナカモトは、ビットコインの開発メンバーともオンライン上で言葉を交わしただけであり、実際に彼に会って話をした人物はいません。その中でもサトシ・ナカモトと特別に関わりの深い人物を1人紹介します。

ハル・フィニー

ハル・フィニーは、アメリカのコンピューターサイエンティスト、暗号学者、サイファーパンクです。サトシ・ナカモト以外では、初めてビットコインソフトウェアをダウンロード、実行した人物です。

彼はサトシ・ナカモトから初めてビットコインを受け取りました。受け取った数量は10 BTCです。ハル・フィニーは、世界中の家計の資産の一部がビットコインに流入し、1 BTCはいつの日か1000万ドル(約13億円)の価値を持つと考えていました。

ハルフィニーは、サトシ・ナカモトのビットコインについて次のように語ったことがあります。

暗号技術者たちは、業界を深く理解していない素人たちが、様々な構想を発表し、失敗してきた過去を沢山見てきたので、サトシ・ナカモトの言うことを、当初はあまり真面目に捉えていませんでした。

ハル・フィニーは2014年8月28日にALSにより死亡、アルコー延命財団で冷凍保存されました。ALSの治療法が確立されるまで冷凍保存される見込みです。

サトシ・ナカモトはなぜ正体を明かさないのか

2010年12月、PC Worldの記事で、ウィキリークスとビットコインには関係があるのではないかという記事が掲載されました。それに対して、サトシ・ナカモトは「他の文脈でこの注意を引くことができればよかったです。 ウィキリークスがスズメバチの巣を蹴散らし、群れがこちらに向かっています。」とBitcoin Talkにコメントしました。

Could the Wikileaks Scandal Lead to New Virtual Currency_ _ PCWorld

Re: PC World Article on Bitcoin

このことから、サトシ・ナカモトは正体を現すことが自身を危険に晒す行為だということを強く認識していたことが伺えます。

アメリカ政府はドルに対抗する通貨を開発しようとしてきた人物を起訴してきた歴史があります。FBIは、ドルに対抗する通貨を作ることは連邦法違反であると宣言しているのです。

また、ビットコインは誰が作ったのか分からないことによる神秘性が大事だという見方もあります。どういうことかというと、もしビットコインを作った人物が明らかになった場合、その人物とビットコインが関連付けられてしまうことにより、早い話がビットコインにケチが付いてしまうということです。

仮にサトシ・ナカモトの正体が明らかになったとしたら、その人物の人間性や過去の経歴、趣味趣向などありとあらゆる情報が調べつくされることは想像に難くなく、それをサトシ・ナカモトが懸念していたということも考えられます。

また、ビットコインが成長していく過程において、巨大な権力がビットコインを潰そうとする時、ビットコインの開発者の正体が明らかになっている場合、権力側はまず開発者を潰そうとしてくる可能性が高いので、そういう意味においても正体を明かすことの危険性を認識していたのかも知れません。

その他にも、サトシ・ナカモトが保有しているビットコインは100万枚以上に及ぶと見られているので、正体が明らかになった場合、身の上に危険が及ぶのは言うまでもありません。仮に保有しているすべてのビットコインを手放したと宣言したとしても、身の安全は保証されないでしょう。

以上のことから、正体を明かした場合、ビットコインにとっても、サトシ・ナカモトにとっても、デメリットが大きすぎるという理由から正体を明かしていないとも考えられます。

サトシ・ナカモトの正体

サトシ・ナカモトの手がかりはホワイトペーパーと仕事上のやりとりの記録しかありません。サトシ・ナカモトが個人なのかグループなのか、あるいはそれよりも大きな組織なのかも分かっていません。専門家の中には、複数の開発者のグループであると推測している人もいます。論文の内容が暗号学はもとより経済学の分野も含めて専門的であり、1人の人間が執筆した論文としては完成度が高すぎることが指摘されています。

サトシ・ナカモトが手がかりを残しているとすれば、Bitcoin Talkというフォーラムへの投稿やそこでの主張の中にあるとされています。現在でもサトシ・ナカモトの投稿はアーカイブされています。

サトシ・ナカモトは、ソースコード中のコメントやフォーラムへの投稿に時おりイギリス英語の綴りを使用するため、イギリス英語を使う人だと推測している人もいます。ちなみに、ホワイトペーパーはイギリス英語で発表されています。また、サトシ・ナカモトはオンラインなどでのやり取りに日本語を用いた形跡はありません。

また、ビットコインのジェネシスブロックには英タイムズ誌の見出しが書き込まれていることからも、サトシ・ナカモトがイギリスに関係する人物だとする見方もあります。もちろん、これらはサトシ・ナカモトが素性を隠すためにあえて自身をイギリスに関係があると思わせようとしているという可能性も十分にあります。

サトシ・ナカモトは、P2P Foundationの自身のプロフィールページに、47歳、男性、日本、と書いていますが真偽は不明です。

Satoshi Nakamoto's Page - P2P Foundation

まとめ

いかがだったでしょうか。

サトシ・ナカモトの正体は明らかになっていませんが、このまま正体が明らかにならない方がビットコインにとってはいいのではないかという気もします。そして、100年後くらいに正体が明らかになるとしたら、ロマンティックな感じがするのは私だけでしょうか。

私は、変な言い回しになりますが、サトシ・ナカモトは、なぜサトシ・ナカモトという日本人と思われる名前を付けたのだろうと思うことがあります。実際に日本人だからなのか、あるいは日本人ではないけれど何か理由があって日本人と思われる名前を付けたのか。そうだとしたら、その理由は何なのか。

ちなみに私が想像するサトシ・ナカモトは、個人であり、男性、40代、冷静さと集中力の持ち主という感じです。

みなさんは、サトシ・ナカモトはどのような人物だと思われますか?みなさんの思われる人物像をコメント欄に書き込んでいただけると嬉しく思います。

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