
さとうささらです。
あまり考えたくない話題だと思いますが、仮想通貨に投資をしていると損失を出してしまうことってありますよね。そこで、今回は仮想通貨で損失を出した有名人を紹介していきます。自分だけが損をしているのではないと思えば、少しは気が楽になるかも知れません。
この記事を読むと、仮想通貨でどんな有名人がどれくらいの損失を出したかを知ることができます。
仮想通貨で損失を出した人

この記事では、ソフトバンクグループの孫正義さん、青汁王子こと三崎優太さん、ロンドンブーツ1号2号の田村敦さん、藤崎マーケットのトキさんを取り上げておりますので、是非最後まで見ていってくださいね。
孫正義(ソフトバンクグループ)
最初は、ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長の孫正義さんです。孫正義さんはビットコインに投資して約145億円の損失を出しました。詳しく見ていきましょう。
ソフトバンクグループの孫正義さんは、2018年に友人に勧められて個人資産の1%にあたる約200億円でビットコインを購入しました。
その時、孫正義さんは「激しい値動きに気を取られ、5分ごとに値段をチェックし、自身のビジネスに集中できなくなった。」という精神状態になったそうです。何だか一般人と同じような反応ですね。
まず、200億円が個人資産の1%だということに驚きます。また、ビットコインを購入した額は個人資産の1%なのだから、ビジネスに集中できなくなるほど気にする必要はないようにも思えますが、やはり200億円という額が気にさせてしまうのでしょうか。凡人には計り知れないところです。ちなみに、2019年の米フォーブス誌の長者番付によると、孫正義さんの総資産額は2兆6670億円で、ファーストリテイリングの柳井正さんに次いで日本で2番目の総資産額です。
孫正義さんは2017年の年末にビットコインを購入し、2018年の年初に全て売却しました。そして、約145億円の損失を出しました。2017年の年末というとビットコインが200万円に高騰していた時期であり、2018年の年初というとビットコインが暴落していた時期です。

約200億円分のビットコインを購入して、約145億円の損失を出したということは、ビットコインが200万円の時に購入して55万円に下落した時に売却したという感じでしょうか。しかし、ビットコインが55万円付近まで下落したのは2018年の年末なので、2018年の年初に売却したという話とは食い違いが出てきます。詳しくは分かりませんが、もしかしたらレバレッジ取引をしていたのかも知れませんね。
私は当時このニュースを見た時、買い方や売り方が素人と変わらないなあ、と思った記憶があります。もちろん、孫正義さんには私などには分からないような考えがあってのことだと思います。そして、私がもう一つ思ったことは、そんなにすぐに売却しなくてももう少し持ち続けてみたらいいのに、というものでした。
現に2021年11月には、ビットコインは700万円を超えており、孫正義さんがもしビットコインを売却せずに持ち続けていて700万円の時に売却していたら、莫大な利益を得ていたでしょう。もちろん、このようなことは後になってみればいくらでも言えることであり、言っても意味のないことではあります。
三崎優太(青汁王子)
次は、株式会社みさきホールディングス代表取締役の三崎優太さんです。青汁王子こと三崎優太さんはビットコインのレバレッジ取引で一時マイナス約10億円の状態になりました。詳しく見ていきましょう。
2023年2月28日に「三崎優太 青汁王子」チャンネルに投稿された動画によると、三崎優太さんは2022年の12月くらいにビットコインを買いました。2022年12月というとビットコインが下落して200万円代前半で推移していた時期です。
この時点ではそれなりに利益が出ていました。そして、ここがチャンスかなと思い結構大量にレバレッジをかけてビットコインを買いました。ここで損失を出してしまい、三崎優太さんによると、全部の持っているお金が5億6000万円で、これに対してマイナス2億5000万円になったとのことです。そして、ここで全部損切りすれば3億1600万円残るのですが、色々計算したら13億1000万円の資金を入れていたことに気付いたとのことです。ざっと10億円の損失が出ている状態です。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=C_MvEImBAHY |
その後、資産額を6億6600万円まで戻すことに成功。そして、約40億円で1200ビットコイン分を購入。このポジションがどうなったかは分かりませんが、動画の内容からすると損はしていないように感じました。
三崎優太さんは、動画の中でビットコインの半減期やアメリカの金利を絡めてビットコインの価格動向について詳しく解説されていましたし、全く知識がない状態でビットコインを購入して損失を出したわけではないようです。そして、レバレッジをかけた取り引きがいかに危険かについても何度も話されていました。
では、なぜこのようなレバレッジをかけた危険な取り引きをされたのでしょうか。これは動画を見て私が感じたことですが、三崎優太さんはここで大きく勝とうと大きく負けようと、それがニュースになればさらに知名度が拡大してご自身のビジネスにプラスに働くという読みがあったのではないでしょうか。もちろん、負けるより勝つ方がいいと思いますが、仮に負けたとしてもまた取り返せるという自信もあるように思えました。
動画の中で三崎優太さんは、2023年から2025年にかけてビットコインの価格が上昇していくと話されていましたが、今後どのような値動きになっていくのでしょうか。
田村敦(ロンドンブーツ1号2号)
次は、ロンドンブーツ1号2号の田村敦さんです。田村敦さんはマウントゴックスの破綻で10万円分のビットコインを失いました。詳しく見ていきましょう。
田村敦さんは、2014年2月に10万円分のビットコインを購入したことを公表。2014年2月のビットコイン価格は8万円から6万円の間を推移していました。10万円分のビットコインを購入されたということなので、おそらく1.2 BTCから1.6 BTCの間の数量を所持されていたと思われます。

そして、この時に使用した取引所がマウントゴックスだったのです。おそらくマウントゴックスの破綻と共に田村敦さんのビットコインも取り戻せなくなった可能性が高いと思われます。当時としては10万円分のビットコインが取り戻せなくなったわけですが、もしマウントゴックスが破綻せずに、田村敦さんがこのビットコインを持ち続けていたとしたら、2021年には1 BTCあたり700万円を超えたので、仮定の話ではありますがかなりの損失を被ったと言えなくもないでしょう。
俺のビットコインどうなるんだろうか‥
— 田村淳 (@atsushiTSK) February 26, 2014
また、マウントゴックスの破綻の件とは別に田村敦さんは2 BTCを購入して、それをウォレットに保管していたところ、パスワードを忘れてしまい取り出せなくなったことがありました。しかし、こちらは知人のすすめにより過去のメールを検索してみたところ、メールにパスワードが記載されていて2 BTCを取り出すことに成功したとのことでした。
さらに、田村敦さんは2018年1月の番組内でCoincheckでビットコインを購入したことを公表。マウントゴックスに続いてCoincheckのNEM流出事件にも巻き込まれていたことが明らかになりました。CoincheckではNEM流出事件に伴い、全ての通貨の出金を一時停止したので、田村敦さんのビットコインも一時的に出金できなかったものと思われます。しかし、CoincheckではNEM流出事件から約一ヵ月半後にビットコインなどの出金が再開されたので、田村敦さんのビットコインに被害はなかったものと思われます。
こうして見ると、田村敦さんは2014年あたりにはビットコインを購入して、いくつかのハッキング事件に巻き込まれながらも、仮想通貨に関わり続けている姿が見えてきました。芸能界での田村敦さんの立ち回りと同様に、仮想通貨の世界でも失敗しながらも上手に立ち回っている、と言えるのではないでしょうか。
藤原時(藤崎マーケット)
次は、藤崎マーケットのトキさんです。トキさんはCoincheckのNEM流出事件で一時的にほぼ全財産を失いました。詳しく見ていきましょう。
トキさんは2017年11月にごく少額で仮想通貨を買い始めました。2017年の年末というと仮想通貨が軒並み高騰していた時期でもあり、トキさんはCoincheckで全資金をNEMに投入しました。
そして、2018年1月26日にCoincheckがハッキング攻撃を受け、約580億円相当のNEMが流出。トキさんのNEMも全て流出してしまいました。この時、トキさんは数千万円の含み益が突然ゼロになったといいます。数千万円の含み益が出ていたということは、かなりの額を投入していたことが伺えます。トキさんに残されたお金は手持ちの6万円とICカードに入っていた6000円だけになりました。
コインチェックの仮想通貨が全て盗まれました。貯金すべてなくなりました。仕事ください。 pic.twitter.com/gouDYEUOmw
— 藤崎マーケット・トキ (@fujisakitoki) January 26, 2018
ハッキング事件の翌日、トキさんはハイヒールリンゴさんが司会をしている番組に出演しました。そして「生放送の間、リンゴ姉さんがずっとコインに見える謎の現象が発生して。それくらい追い詰められていたんですね。」と語りました。
CoincheckのNEM流出事件から約一ヶ月半後の2018年3月12日に、1 NEMあたり約88円で被害者に返金が行われました。トキさんのもとにも、投資した元手より少ないものの、かなりの額の現金が戻ってくることになりました。
その後、2018年に行われた「KOYABU SONIC 2018」に出演したトキさんは、自身の被害額が500万円であることを明かしました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
仮想通貨に投資をするということは、値動きの激しさによる危険性や、取引所がハッキング攻撃を受ける危険性があるということを改めて確認することができたのではないでしょうか。
現時点においても仮想通貨に投資するということは、危険性と隣り合わせであることは否めません。しかし、自分でできる対策をとり、なるべく危険を減らすということも出来ると思います。それでも、自分ではどうしようもない部分もあるのがつらいところではあります。
みなさんは、ご自身の資産を守るためにどのような対策を取られていますか?よろしければコメント欄に書き込んでいただけると嬉しく思います。
この記事と同じ内容の動画です。
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