さとうささらです。
今回は、ビットコインの価格が上昇していく理由を7つ挙げていきます。
この記事を見ると、ビットコインの価格が上昇していく理由を様々な視点から知ることができます。
ビットコインの価格が上昇していく理由

理由その1:発行上限が設定されている
ビットコインの発行上限は2100万枚に設定されています。これ以下でもなく、これ以上でもありません。そして、ビットコインの発行枚数が2100万枚に到達するのはおよそ2140年前後だとされています。
ビットコインの発行枚数は2019年に1800万枚に到達して、2022年に1900万枚に到達しています。このペースで発行枚数が増えていくのであれば、2100万枚に到達するのは数年先であるように思えますが、約4年に1度の半減期毎にマイニングによるビットコインの発行枚数が半分になっていくので、2100万枚に到達するのは2140年前後となっています。ちなみに、2023年3月時点では1930万枚のビットコインが発行済みです。
Bitcoin nears full supply with 19 million coin milestone

Blockchain.com _ Charts - Total Circulating Bitcoin
2140年前後というと100年以上先のことですが、2033年には99%のビットコインが発行される予定なので、あと10年ほどで実質的にはほぼ全てに近い枚数のビットコインが発行されることになります。
では、発行上限が設定されていることは分かりましたが、それと価格が上昇していくことにどのような関係があるのでしょうか。それは、法定通貨とビットコインを比較してみると分かりやすいと思います。
法定通貨は供給量に上限がないのでどんどん増やすことができます。そして、増えれば増えるほどその価値は減っていきます。しかし、ビットコインは2100万枚以上は増えないので、供給量が増えることによる価値の減少がありません。
つまり、発行枚数が設定されていることに価値を見出した人々がビットコインを購入することが考えられるので価格上昇につながると考えられるということです。
理由その2:半減期毎にマイナー報酬が減少する

ビットコインにはおよそ4年に1度半減期というものがあり、半減期毎にマイナー報酬が半分に減少するという仕組みがあります。半減期の日付と、マイナー報酬の推移について見てみましょう。
| 回数 | 半減期の日付 | マイナー報酬 |
|---|---|---|
| 0回目 | -- | 50 BTC |
| 1回目 | 2012年11月 | 25 BTC |
| 2回目 | 2016年07月 | 12.5 BTC |
| 3回目 | 2020年05月 | 6.25 BTC |
| 4回目 | 2024年03月(予定) | 3.125 BTC |
2023年3月時点において、マイナーは新しいブロックを発見すると6.25 BTCを報酬として得ています。これが来年2024年3月頃に予定されている半減期が訪れると報酬が3.125 BTCに減少します。
では、この半減期によるマイナー報酬の減少と、ビットコインの価格が上昇していくことにどのような関係があるのでしょうか。それにはマイナーの立場になって半減期がどのような意味を持つのか考えてみると分かりやすいと思います。
マイナーにとっては半減期が訪れるとそれまで得ていた報酬が文字通り半減してしまいます。単純に収益が半分になるということです。そこでマイナーの立場になって考えてみると、ブロックを発見することによって得たビットコインを半減期前の価格で売却するよりも、なるべく高い価格で売却しようとする動機が働きます。高い価格で売却しないとマイナーの収益が減少してしまうからです。
ビットコインの価格を決める要因は様々ですが、その中の一つにマイナーによるビットコインの売り圧というものがあります。マイナーが報酬で得たビットコインをすぐに売却するよりも、なるべくそのまま保持してくれたり、高い価格で売却してくれた方が売り圧が少なくて済むので、半減期はビットコインの価格にとってはプラスの影響を及ぼすと考えられます。
ビットコインの半減期と価格上昇の関係性については様々な議論がありますので、ここで述べたものはあくまでも一つの考え方だと捉えてください。
理由その3:需要の増加が見込まれる
ビットコインは現在、世界中に普及していく過程にあります。今後、ビットコインの需要が増加していくと、ビットコインを購入する人や機関投資家が増えていき、価格を上昇させる原動力となると考えられます。
では、ビットコインの需要が増加していくと思われる事例を挙げていきます。
法定通貨として採用
現在、ビットコインを法定通貨として採用している国はエルサルバドル共和国と中央アフリカ共和国の2か国があります。エルサルバドル共和国は2021年9月7日にビットコインを法定通貨に採用し、中央アフリカ共和国は2022年4月27日にビットコインを法定通貨に採用しました。
| ビットコインを法定通貨に採用した国家 | ビットコインを法定通貨に採用した日付 |
|---|---|
| エルサルバドル共和国 | 2021年9月7日 |
| 中央アフリカ共和国 | 2022年4月27日 |
出稼ぎ労働者による送金
出稼ぎ労働者が稼いだお金を本国に送金する際、金融機関を通して送金を行うと送金額の平均7%が送金手数料として取られると国連は推定しています。ビットコインで送金を行うとこのような高い手数料を取られなくて済みます。
しかし、ビットコインで送金を行うには、まず送金を行う側が法定通貨でビットコインを購入して本国で仕送りを待つ家族に送金、そして受け取った家族がビットコインを売却して法定通貨にするという手順を踏む必要があると思われます。これは、やろうと思えば出来なくはないものの、実際にそれが出来る環境にある人はまだまだ限られているのではないでしょうか。さらにビットコインを使いやすく改善していく必要があるでしょう。
機関投資家の参入
数年前から機関投資家がビットコインに参入してきたら、価格が跳ね上がると言われ続けてきました。数年来仮想通貨のニュースを見てきた私としては、機関投資家の参入は増えてきてはいるものの、まだ本格的に参入してきているとは言えない状況だと思います。その理由としては、やはりアメリカの仮想通貨に対する姿勢が定まっていないことが挙げられると思います。アメリカが仮想通貨に対して明確な規制を打ち出さないので、機関投資家としても動きづらい状況であることが想像できます。
しかし、いつまでも規制が曖昧なままであるとも思えません。現在、SECとRipple社の裁判など、個別の案件では良きにつけ悪しきにつけ進展が見られる事例もあります。
アメリカの仮想通貨に対する姿勢が定まらない現状は、決して良い状況であるとは言えませんが、逆に言えばそれが解消していくと事態が好転していくと捉えることもできます。
決済での使用
ビットコインがお店での決済に使用されると、ビットコインの普及が進み価格に良い影響を及ぼすと考えられます。ビットコインで買い物ができるというと日本ではビックカメラしか思いつきませんし、世界的に見てもそれほど多くないのではないかと思われますが、少しづつ導入事例が増えてきています。
1つ具体例を挙げると、南アフリカ最大級のスーパーマーケットチェーンである「Pick n Pay」は1628店舗すべてでビットコイン決済を受け入れていると報告されています。
₿𝗥𝗘𝗔𝗞𝗜𝗡𝗚: South Africa's 🇿🇦 largest grocery store and supermarket, Pick n Pay now accepts #bitcoin at over 770 locations pic.twitter.com/jz6gZslDSz
— Documenting ₿itcoin 📄 (@DocumentingBTC) February 1, 2023
理由その4:右肩上がりに価格が上昇している
ビットコインといえば世間的には暴騰したり暴落したりして何だか危険なもの、というイメージがあるのではないでしょうか。たしかにそのような面もありますが、それは短期で見た場合のことであり、数年単位の長期で見た場合は右肩上がりで価格が上昇しているという事実があります。

ビットコインの価格が右肩上がりに上昇しているから、今後も価格が上昇していくだろうというのは価格上昇の理由としては少し強引だと思いますが、ビットコインがこのような値動きをしているということは、客観的な事実として捉えておくといいと思います。
理由その5:機能がアップデートされている
ビットコインは一番最初に登場した仮想通貨なので、他の仮想通貨と比較して決して性能的に優れているとは言えないところがあります。しかし、過去に回数は少ないですが大きなアップデートをしていたり、レイヤー2ソリューションの開発が進んでもいます。ビットコインを使いやすく改善することは価格にとって良い影響があると考えられます。
では、ビットコインが過去にどのようなアップデートをしてきたかや、レイヤー2ソリューションの開発について見ていきましょう。
SegWit
2017年8月にビットコインの大型アップデート「Segwit」が行われました。「Segwit」は「Segregated Witness」の略語です。かねてよりビットコインには1つのブロックに含める情報量が少ないという問題がありましたが、「Segwit」に対応することにより1つのブロックにより多くの情報を含められるようになりました。
Taproot
2021年11月4日にビットコインの大型アップデート「Taproot」が行われました。「Taproot」では、「シュノア署名」と「MAST(マークル化抽象構文木)」を融合することによりプライバシー機能が改善してスケーラビリティーが向上しました。
ライトニングネットワーク
ビットコインは現在、ネットワークが混雑していると送金時間が長引いたり、送金手数料が高くなるという問題があります。ライトニングネットワークはレイヤー2ソリューションであり、ビットコインのブロックチェーンで取り引きを処理するのではなく、サイドチェーンで取り引きを処理することにより送金時間を短縮して、送金手数料を安くできる技術です。
理由その6:中国とインドの動向
2023年時点において、中国の人口は約14億1000万人、インドの人口は約13億8000万人です。世界の人口は約78億8000万人なので、この2つの国だけで世界の人口の約35%を占めています。多くの人口を抱える中国とインドの仮想通貨に対する姿勢を見ていきましょう。
現在、中国はビットコインの取引を禁止しています。しかし、最近は少し状況が変化してきており、香港での取り引きが容認されるのではないかというニュースが流れています。
![]() |
| 引用元:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-20/RQDDV8T0G1KW01 |
インドは数年前から仮想通貨に対するスタンスが定まっておらず、中国のように全面的に禁止しているわけでもなく、かと言って容認しているわけでもない、という状況が続いています。
これは私の考えですが、中国とインドはおそらく中央銀行デジタル通貨と仮想通貨の兼ね合いや、政府が仮想通貨の手綱を握れるか、という点を気にしているのではないかと思われます。まず最初は仮想通貨を禁止、あるいは様子を見て、時期が来れば徐々に容認の方向へ舵を切るのではないかと思われます。もちろん、そうならない可能性もありますが、香港での取り引きが容認されるのではないかというニュースを見ると、中国は容認の方向へ進んでいるように思えます。
理由その7:減り続けている
ビットコインは現在マイニングにより増加し続けている一方で、減り続けているという面もあります。減り続けているというのは発行枚数が減るという意味ではなく、実質的に動かされることがなくなってしまうという意味です。具体的にどういうことなのか見ていきましょう。
まず、第一にセルフゴックスが挙げられます。セルフゴックスとはビットコインを間違ったアドレスに送金してしまい、二度とビットコインが戻ってこなくなることです。間違ったアドレスに送金してもビットコインが戻ってくる仕組みが可能かどうかは分かりませんが、そのような仕組みができない限りはセルフゴックスは起こり続けるでしょう。
次は、悲しい話になりますがビットコインを所持している人が死亡することによりビットコインが動かされることがなくなる場合です。故人がウォレットや取引所にビットコインを所持しており、そのことを家族や知人に告げていなかったとしたら、そのビットコインが今後動かされることはほぼ無いと考えられます。
次は、秘密鍵の紛失によりビットコインが動かされることがなくなる場合です。多くの人は秘密鍵を紙に書いたり、テキストデータや画像データでスマホやパソコンに保管していると思いますが、そのいずれも紛失や破損が起こり得るものばかりです。手の込んだ人は金属のプレートに秘密鍵を彫り、それを銀行の貸し金庫に預けるというニュースを見た記憶がありますが、そこまでする人はほぼいないと言ってもいいと思います。
次は、ビットコインをウォレットに所持している人がそのウォレットを放置したままにすることによりビットコインが動かされることがなくなる場合です。これは、ウォレットの存在を忘れてしまったり、スマートフォンを買い替えて新しいスマートフォンにウォレットをインストールしなくなったり、いくつかのパターンが考えられると思います。
エルサルバドルでは国が運営するビットコインウォレット「Chivo(チボ)」をダウンロードした人に30ドル分のビットコインが配られましたが、おそらく一定数のビットコインがウォレットに残り、そのまま放置され続けることが考えられます。放置されるビットコインは少額かも知れませんが、ビットコインが普及すればするほど、このようなことが世界中の至るところで起こると思われるので、チリも積もれば山となり、かなりの数量のビットコインが失われてしまうと考えられます。

個人的な考えにはなりますが、私はこのビットコインが減り続けている状況は、ビットコインの希少性にとってかなり大きな影響を及ぼすのではないかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ビットコインの価格が上昇していく7つの理由を挙げましたが、大きな枠で捉えるとビットコインの価格が上昇していくためにはビットコインの需要が増えるということが大事なのだと思いました。
今回はビットコインの価格が上昇していくであろう理由をお届けしましたが、もちろん必ず上昇していくとは限りません。また、この記事はビットコインの購入を勧めるものではありませんので、ビットコインを購入される際は、ご自身でよく考えたり調査されることをおすすめいたします。
みなさんは、ビットコインの価格が上昇していくためには何が大事、あるいは必要だと思われますか?よろしければコメント欄で考えを聞かせていただけると嬉しく思います。
この記事と同じ内容の動画です。


0 件のコメント:
コメントを投稿