
バイナンスは日本国内居住者向けサービスを2023年11月30日に終了して、新取引プラットフォームであるバイナンスジャパンを2023年12月1日から開始すると発表しました。
バイナンスジャパンでの取り扱い銘柄は現時点では判明しておらず、約30種類程度を取り扱う予定であることのみが発表されています。
そこで、今回はバイナンスジャパンの取り扱い銘柄を予想してみたいと思います。
バイナンスジャパンの取り扱い銘柄を予想

バイナンスジャパンの取り扱い銘柄を予想するにあたり、いくつかの考察をしてから予想銘柄を発表します。
バイナンスが重視していること
今回、バイナンスがバイナンスジャパン設立にあたり発表した文章の中に「日本国内の法令遵守のもと」、「当局との緊密な連携のもと、日本法令に準拠した形で」という内容の文言が何度も登場しており、バイナンスが日本の金融庁に対していかに神経を使っているかを表していると思います。
バイナンスは、資金決済法・金融商品取引法上の登録を受けることなく、国内居住者に対し暗号資産取引サービスを提供したことから、過去に何度か日本の金融庁から警告を受けてきました。
そのためバイナンスは、今回の日本市場への参入にあたり、サービス面以外で最も重視しているのは、日本の金融庁との良好な関係を維持することだと思われます。
BNBは取り扱われるのか

バイナンスが発行している取引所トークンであるBNBが取り扱い銘柄の中に入るのかどうかは注目されるところだと思います。
バイナンスとしては当然BNBを取り扱いたいと考えていると思われます。
しかし、2023年5月時点でBNBを取り扱っている国内取引所は1つもありません。
バイナンスは、日本の金融庁と極力摩擦を起こさずにバイナンスジャパンを立ち上げたいと考えていると思われるので、BNBの取り扱いはないと予想します。
しかし、バイナンスジャパン立ち上げ当初のBNBの取り扱いはないと予想するものの、時期を見計らい取り扱い銘柄に入れてくることが考えられます。
BNBは様々な用途を持ちますが、分類するのであれば取引所が発行する取引所トークンという括りになると思われます。
国内取引所で取引所トークンを上場させている例としては、BitTradeのHuobi TokenやOKCoinJapanのOKBが挙げられます。
このように国内取引所で取引所トークンが取り扱われている例はあるので、バイナンスジャパンでBNBが取り扱われる可能性は十分にあると思われます。
取り扱う銘柄の基準とは

先程も述べた通り、バイナンスは、日本の金融庁と極力摩擦を起こさずにバイナンスジャパンを立ち上げたいと考えていると思われるので、国内初となる銘柄を取り扱い銘柄に加えるのではなく、既に国内で取り扱いのある銘柄のみを取り扱うことが考えられます。
そこで、2023年5月時点における国内取引所の全取り扱い銘柄を調べると以下のようになります。
- Bitcoin(BTC)
- Bitcoin Cash(BCH)
- Bitcoin SV(BSV)
- Litecoin(LTC)
- Ethereum(ETH)
- Ethereum Classic(ETC)
- XRP(XRP)
- Flare(FLR)
- Stellar(XLM)
- Cardano(ADA)
- Chainlink(LINK)
- Cosmos(ATOM)
- Polygon(MATIC)
- Polkadot(DOT)
- Solana(SOL)
- TRON(TRX)
- Dogecoin(DOGE)
- Shiba Inu(SHIB)
- Avalanche(AVAX)
- Hedera(HBAR)
- Chiliz(CHZ)
- Basic Attention Token(BAT)
- OKB(OKB)
- Huobi Token(HT)
- Astar(ASTR)
- Tezos(XTZ)
- Qtum(QTUM)
- Maker(MKR)
- Zilliqa(ZIL)
- Ontology(ONT)
- Klaytn(KLAY)
- Enjin Coin(ENJ)
- OMG Network(OMG)
- Boba Network(BOBA)
- IOST(IOST)
- NEM(XEM)
- Symbol(XYM)
- Lisk(LSK)
- Efinity Token(EFI)
- MonaCoin(MONA)
- FINSCHIA(FNSA)
- DEAPcoin(DEP)
- JasmyCoin(JASMY)
- The Sandbox(SAND)
- ApeCoin(APE)
- Gala(GALA)
- Oasys(OAS)
- Decentraland(MANA)
- Axie Infinity(AXS)
- GensoKishi Metaverse(MV)
- ROND(ROND)
- XENO Governance(GXE)
- c0ban(RYO)
- Palette Token(PLT)
- Cosplay Token(COT)
- Nippon Idol Token(NIDT)
- FC Ryukyu Coin(FCR)
- Dai(DAI)
- Zipangcoin(ZPG)
- FISCO COIN(FSCC)
- CAICA COIN(CICC)
- NCXX COIN(NCXC)
- ZAIF(ZAIF)
- COMSA:XEM(COMSA:XEM)
- COMSA:ETH(COMSA:ETH)
- Counterparty(XCP)
2023年5月時点における国内取引所の取り扱い銘柄数は、以上の66種類です。
これらの銘柄の中からバイナンスジャパンで取り扱う銘柄を予想していきます。
なぜ約30種類程度を予定しているのか
こちらも同じ理由にはなりますが、バイナンスは、日本の金融庁と極力摩擦を起こさずにバイナンスジャパンを立ち上げたいと考えていると思われるので、立ち上げ当初から多くの銘柄を取り扱うのではなく、他の国内取引所との兼ね合いを重視していることが考えられます。
そこで、2023年5月時点における取り扱い銘柄の多い国内取引所を調べると以下のようになります。
- BitTrade・・・30銘柄
- bitbank・・・29銘柄
- DMMビットコイン・・・27銘柄
このように、国内取引所では約30種類程度が最多となっており、バイナンスジャパンはこの水準の取り扱い銘柄数に合わせた可能性が考えられます。
また、他の国内取引所との兼ね合いは関係なく、バイナンスジャパンが取り扱う銘柄を選ぶ際、国内取引所が取り扱う66種類の銘柄の中から選んでいくと、その結果約30種類程度になった、という可能性も考えられます。
取り扱い銘柄を予想
バイナンスの発表では、バイナンスジャパン開始時の取り扱い銘柄数は約30種類を予定しているとあり、30種類丁度ではないかも知れませんが、予想する銘柄数は30種類とします。
これまでの考察を踏まえて、バイナンスジャパン開始時の取り扱い銘柄の予想を発表します。予想は以下の通りです。

- Bitcoin(BTC)
- Bitcoin Cash(BCH)
- Litecoin(LTC)
- Ethereum(ETH)
- Ethereum Classic(ETC)
- XRP(XRP)
- Stellar(XLM)
- Cardano(ADA)
- Chainlink(LINK)
- Cosmos(ATOM)
- Polygon(MATIC)
- Polkadot(DOT)
- Solana(SOL)
- TRON(TRX)
- Dogecoin(DOGE)
- Shiba Inu(SHIB)
- Avalanche(AVAX)
- Hedera(HBAR)
- Chiliz(CHZ)
- Basic Attention Token(BAT)
- Tezos(XTZ)
- Qtum(QTUM)
- Maker(MKR)
- Zilliqa(ZIL)
- Ontology(ONT)
- Klaytn(KLAY)
- Enjin Coin(ENJ)
- The Sandbox(SAND)
- Decentraland(MANA)
- Axie Infinity(AXS)
バイナンスジャパン開始時の取り扱い銘柄として、以上の30種類の銘柄を予想します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
バイナンスジャパンの取り扱い銘柄が発表されたら答え合わせをしていきたいと思います。
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