
今回は、金融包摂の推進に取り組むプラットフォームであるUnbanked Freedomが開発したXRP価格計算ツールを用いてXRPの価格を算出したというThe Crypto Basicの記事を紹介します。
この記事を読むと、XRP価格計算ツールを用いて算出したXRPの価格を知ることができます。
- 将来のXRPの価格を知りたい方
- XRP価格計算ツールを用いて計算した価格を知りたい方
- XRP価格計算ツールで計算してみたい方
XRP価格計算ツールについて

スタンフォード大学の研究者であるスーザン・アセイとロバート・ミッチニックは、暗号資産の有用性やその他の経済的要因を含む特定の指標に基づいて暗号資産を評価するためのフレームワークを導入しました。
2018年に彼らは取引量、価値の保存、供給などの要素を考慮してXRPの本質的価値を測る公式を提示した論文を発表しました。
そしてこの論文にあるモデルを利用して、金融包摂の推進に取り組むプラットフォームであるUnbanked FreedomはXRP価格計算ツールを開発しました。
このXRP価格計算ツールを使用すると、ユーザーは任意のパラメータを入力して、それらがXRPの価格にどのような影響を与えるかを確認できます。
それでは、The Crypto Basicがパラメータにどのような数値を入力してXRPの価格を算出したのかを見ていきましょう。
XRP価格計算ツールを用いて算出したXRPの価格
引用元:https://www.unbankedfreedom.com/tools/Calc/
まず最初に設定するパラメータは、毎日のXRPのトランザクション量です。これは毎日XRPを介して流れるお金を指します。
The Crypto Basicは300億ドルの取引量を設定しました。XRPの24時間の最大の出来高は2021年4月につけた369億5000万ドルであることから、300億ドルという数値は現実的であると述べられています。
次に設定するパラメータは、各XRPトランザクション間の時間です。XRPが次に使用されるまでのアイドル状態の平均日数のことです。
The Crypto Basicはこのパラメータに5日という日数を設定しました。
次に設定するパラメータは、XRPに保持されている資金を表すXRPの価値の保存に目が向けられています。
The Crypto Basicはこのパラメータに3000億ドルの評価額を設定しました。この評価額は現在のXRPの時価総額のわずか10倍であると述べられています。
次に設定するパラメータは、XRPが想定される指標、特に予測されるトランザクション量に到達できると思われる期間です。
The Crypto Basicはこのパラメータに楽観的であるがもっともらしい予測である1年という期間を設定しました。
次に設定するパラメータは、XRPの1年間の循環供給量です。
The Crypto Basicはこのパラメータに566億トークンという数値を設定しました。これは現在のXRPの供給量である542億トークンに、毎月エスクローから放出されて実際に売却される2億トークンの12か月分である24億トークンを足した数値となっています。
最後に設定するパラメータは、XRPの割引金利です。現在のXRP価値を計算するために使用される年間割引金利を計算します。
The Crypto Basicはこのパラメータにデフォルトの数値である5%の金利を設定しました。
6つのパラメータに以上の数値を入力してXRP価格を算出したところ、XRPの価格は7.57ドル(約1097円)であると推定されるという結果が得られました。
パラメータに入力する数値を変えて計算してみると面白いかも知れないね。
そうだね、どんな価格が出るのか気になるよね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、Unbanked Freedomが開発したXRP価格計算ツールを用いて算出したXRPの価格を紹介しました。
今後もXRPの価格に関する情報をお届けしていきたいと思います。
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