
さとうささらです。
ビットコインの予測価格シリーズ第6弾です。
前回のシリーズ第5弾はメディアや金融機関によるビットコインの予測価格を紹介しましたが、今回はいつも通り著名人によるビットコインの予測価格を紹介します。
今回紹介するビットコインの予測価格は、ラウル・パル、ローレンス・レパード、フィリップ・スウィフトによるものです。
この記事を読むと、仮想通貨業界の著名人がビットコインについてどのような予測価格を出しているのかを知ることができます。
よろしければ、シリーズ第1弾から第5弾までの記事もご覧ください。
ラベルの「ビットコイン」からご覧いただけます。
前回のシリーズ第5弾の記事はこちら。
ビットコインの予測価格シリーズ第5弾【仮想通貨】【暗号資産】【メディア】【金融機関】
ビットコインの予測価格

Raoul Pal(ラウル・パル)
予測価格
予測した日 | 2020年5月14日 |
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予測価格に到達する日 | 長期的に |
予測価格 | 47万6000ドル(約6188万円) |
ラウル・パルは、2020年5月14日に公開されたマックス・カイザーとのインタビュー動画の中で「ビットコイン価格は長期的には簡単に47万6000ドル(約6188万円)に達する可能性がある。」と語りました。
ラウル・パルやマックス・カイザーは「ビットコインが金(ゴールド)の市場を追い抜き、強力なエコシステムの中で運営されることになれば、ビットコイン価格は簡単に47万6000ドル(約6188万円)まで上昇する」と予想しています。
また、ラウル・パルは「ビットコインはその他のエコシステム全体を巻き込んでいく中で時価総額10兆ドル(約1300兆円)を簡単に達成するだろう。」と語っています。
ビットコインがその他のエコシステム全体を巻き込むというのは、ビットコインが世界中で使われている仕組みの中に組み込まれていくということだと思います。例えば、クレジットカードであったり、オンラインショッピングの決済であったり、そういった仕組みの中にビットコインが組み込まれていくということです。
47万6000ドル(約6188万円)という価格は10兆ドル(約1300兆円)という金額をビットコインの総発行枚数である2100万枚で割ることにより算出されています。
10兆ドル ÷ 2100万枚 = 約47万6190ドル
人物紹介
ラウル・パルは、Real Visionの共同創設者兼CEOです。Real Visionは、金融メディアおよび教育プラットフォームであり、グローバルなオンラインコミュニティです。また、彼はベテラン投資家であり、ゴールドマンサックスの元幹部などとしても知られています。
Lawrence Lepard(ローレンス・レパード)
予測価格
予測した日 | 2023年4月10日 |
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予測価格に到達する日 | 最終的に |
予測価格 | 1000万ドル(約13億円) |
ローレンス・レパードは2023年4月10日、キトコニュースのインタビューに答える形で、米ドルは今後10年以内に崩壊すると予測しました。この崩壊がビットコインの価格を大幅に押し上げるだろうと、彼は信じています。
ローレンス・レパードは、人々がドル安を意識するようになると、ビットコイン、金(ゴールド)、不動産などの資産に引き寄せられるだろうと述べました。また、ビットコインが金(ゴールド)と比べて重要な利点は、供給量が2100万枚に限定されている点であり、この希少性がビットコインの長期的な価格上昇の鍵になると、彼は言います。
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として知られるロバート・キヨサキも、米ドルの崩壊を予測し、ビットコイン、金(ゴールド)、銀(シルバー)への投資を主張しています。
貯蓄手段としてビットコインを選ぶ人が増えるにつれ、価格は上昇し続け、潜在的には10万ドル、次に100万ドルに達し、最終的には1BTCあたり1000万ドルという驚異的な価格に達する可能性があるとローレンス・レパードは考えています。
彼は、ビットコインの歩みが途中で大幅な低迷を伴う不安定なものになることを認めながらも、このテクノロジーとその長期的な成功に自信を持っています。
また、彼は政府がビットコインの潜在的な障害であると指摘しています。政府は仮想通貨市場への参入と退出をより困難にして、より高いキャピタルゲイン税を課すことにより、ビットコインの進歩を遅らせる可能性があると、彼は述べています。
最近のアメリカ合衆国政府は、仮想通貨業界と関係のある銀行に対して風当たりを強くしていたり、マイニングを行う企業に対しマイニングに使用する電気代の30%に相当する物品税を課すという提案を行ったりしています。まさに現在のアメリカ合衆国においてビットコインは大幅な低迷を伴う不安定な状況にあると言えるでしょう。
これらの課題にも関わらず、ローレンス・レパードは政府のそのような行動がビットコインの永続的な存在を実証し、将来の通貨としての地位を強固なものにするだろうと信じています。ビットコインに対して逆風が吹けば吹くほど、それに耐え抜いた時ビットコインの信頼性が上昇するということだと思います。
ローレンス・レパード以外に、ビットコインが1000万ドルに到達すると予測している人物として、アダム・バックやハル・フィニーがいます。現在のところ、仮想通貨業界の主だった人物の中で1000万ドル以上の予測をしている人物は見当たらず、ビットコインの最終到達価格は1000万ドルで共通しているのが興味深いところです。
ビットコインが1000万ドルに到達するために必要な条件として、この三者が挙げている条件を見てみましょう。
- ローレンス・レパード … 米ドルの崩壊
- アダム・バック … ハイパーインフレの発生
- ハル・フィニー … 世界中で使われる決済システムになる
ローレンス・レパードの米ドルの崩壊と、アダム・バックのハイパーインフレの発生は世の中が混乱するので起きてほしくはありません。できれば、ハル・フィニーの世界中で使われる決済システムになるという方向で1000万ドルになってほしいものです。
人物紹介
ローレンス・レパードは、ボストンに本拠を置く投資管理会社Equity Management Associatesのマネージングパートナーです。
Philip Swift(フィリップ・スウィフト)
予測価格
予測した日 | 2023年4月26日 |
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予測価格に到達する日 | 次の半減期サイクル中に |
予測価格 | 12万ドル(約1560万円)から21万ドル(約2730万円) |
フィリップ・スウィフトは2023年4月26日、コインテレグラフのインタビューに答える形で次の半減期サイクル中にビットコイン価格は12万ドルから21万ドルが現実的な範囲であると語りました。
フィリップ・スウィフトはビットコインの価格が8万ドルを超えると長期保有者が売却し始め市場に新しい供給がもたらされ、10万ドル以上になると需要が供給を吸収しきれなくなると述べています。
長期保有者が売却を始めるとビットコイン価格は伸び悩むのかと思ってしまいそうになりますが、ビットコインの価格が上昇していくためには、ある程度まとまった数量の売りが必要だということだと思われます。
市場にある程度まとまった数量の売りが出て需要が少ない場合は価格が下落すると思われますが、市場にある程度まとまった数量の売りが出て需要が多い場合は売りを消化する形で価格が上昇していくということだと思われます。価格が上昇していくためには売りが出るということも重要だということでしょう。
フィリップ・スウィフトはビットコインにネガティブな要素として、世界の主要な政府が協力して仮想通貨領域をサポートする法定通貨の銀行システムを遮断するような攻撃の可能性を挙げています。仮にこのような攻撃があったとしてもビットコインは生き残るように設計されているのは分かっているとしつつも、価格を長期間に渡って大幅に抑え込んでしまうだろうと述べています。
一方、ビットコインにポジティブな要素として、米国の金融危機を上げています。米国における一連の銀行倒産という出来事は、特に若い人たちにとって、ビットコインにとって最終的にはプラスの触媒となるだろうと述べています。彼らは保管リスクがある銀行に預金するよりも、ビットコインのような分散型の自己管理資産に預金していた方がいいのではないかと思うようになるだろうとのことです。

また、フィリップ・スウィフトは2017年のバブル相場にも触れ、2017年の年末にはビットコイン価格が2週間未満で1万ドルから2万ドルに上昇しており、そのような急騰が再び発生した場合、次の半減期サイクルの正確な高値を予測するのは非常に困難、または不可能であるとも述べています。
人物紹介
フィリップ・スウィフトは、DecenTraderの共同創設者であり、ベテランのビットコイン市場アナリストです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回も1000万ドル(約13億円)予測が登場しましたが、みなさんはビットコインは1000万ドル(約13億円)に到達すると思われますか?コメント欄でご意見をお待ちしております。
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