ビットコインのある指標が2015年の上昇相場開始前の歴史的水準に戻り上昇サイン点灯か【ビットコイン・BTC】【仮想通貨・暗号資産】

2023/07/27

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ビットコインのある指標が2015年の上昇相場開始前の歴史的水準に戻り上昇サイン点灯か【ビットコイン・BTC】【仮想通貨・暗号資産】

今回は、ある指標が2015年の上昇相場開始前の歴史的水準に戻っているという内容を、BeInCryptoの記事を基に紹介します。

2015年に戻る_ 長期保有者がビットコイン供給量の73.5%を所有

この記事を読むと、いくつかのオンチェーンデータから現在のビットコインの状態を知ることができます。

ビットコインの供給枚数と価格

ビットコインの供給枚数

引用元:https://studio.glassnode.com/metrics?a=BTC&category=&m=supply.Current

こちらのチャートは、黒色の線がビットコイン価格、オレンジ色の線がビットコインの供給枚数を表しています。

オレンジ色で示されているビットコインの供給枚数は、2100万枚に達するように数学的アルゴリズムによって決定され、新しいビットコインは次にブロックを検証する数学的タスクを解決したマイナーに付与されます。

ただし、ビットコインの供給枚数は半減期により減少していき、およそ4年ごとにビットコインのマイナーに付与される報酬は半分に減ります。その結果、市場で入手できる新たにマイニングされたビットコインがますます少なくなります。

このことから、需要と供給の単純な経済学の結果、黒色の線で示されているようにビットコインの価格は時間の経過とともに上昇します。供給が限られており、新しいビットコインの発行が減少しているため、希少性が高まっています。

この希少性と、ビットコインネットワークの最も重要な特性である、暗号化のセキュリティ、耐久性、透明性と相まって、投資家がビットコインに支払おうとする価格が上昇します。

失われた枚数を考慮した上でのビットコインの供給枚数

引用元:https://studio.glassnode.com/metrics?a=BTC&category=&m=supply.CurrentAdjusted

こちらのチャートは、黒色の線がビットコイン価格、オレンジ色の線が失われた枚数を考慮した上でのビットコインの供給枚数を表しています。

このチャートを見ると、流通しているビットコインの枚数は、これまでにおよそ1950万枚がマイニングされているという事実にも関わらず、2016年の初め以来およそ1500万枚で比較的一定に保たれています。したがって、450万枚ものビットコインが失われたと考えられます。

ビットコインはホドラーの手に

ビットコインの長期保有者と短期保有者

引用元:https://insights.glassnode.com/quantifying-bitcoin-hodler-supply/

こちらのチャートは、赤色の線が長期保有者、青色の線が短期保有者を表しています。

ビットコイン長期保有者とはビットコインを少なくとも155日間保有している人のことです。これらの人たちはホドルと呼ばれる単純な投資戦略に従っているため、ホドラーと呼ばれることもあります。

一方、短期保有者とはビットコインを155日未満保有して、その後は別のアドレスに転送するか売却します。

詳細な定義には、長期保有者と短期保有者の10日間の移行期間が含まれています。

長期保有者が保有しているビットコインの枚数

引用元:https://studio.glassnode.com/metrics?a=BTC&category=&m=supply.LthSum

こちらのチャートは、黒色の線がビットコイン価格、オレンジ色の線が長期保有者が保有しているビットコインの枚数を表しています。

オンチェーンデータを使用すると、いつでもどれだけのビットコインが長期保有者の手に渡っているかを確認することができます。

まず第一に長期保有者は着実に増加しており、2022年8月以降一貫して増加し続けていることが分かります。現在の指標は、1453万2000BTCが長期保有されていることを示しています。このデータはビットコインの紛失も部分的に考慮されています。

この指標の最も興味深い特徴は、長期保有者の数とビットコイン価格との間に逆相関があることです。長期保有者の数が劇的に減少している期間と、ビットコイン価格が上昇している期間が一致していることが観察されます。

また、弱気相場は常に長期保有者を増加させてきました。この傾向は蓄積段階全体を通じて、さらには新たな強気市場の最初の数か月間も継続することがよくありました。

2015年の歴史的水準に戻る

利用可能なビットコイン総供給枚数に対する長期保有者の保有枚数の割合

引用元:https://twitter.com/therationalroot/status/1683568249827368962

こちらのチャートは、赤色の線がビットコイン価格、青色の部分が利用可能なビットコイン総供給枚数に対する長期保有者の保有枚数の割合を表しています。

先ほど表示していたチャートでは長期保有者が保有しているビットコインの枚数を表していましたが、こちらのチャートでは利用可能な総供給枚数に対する長期保有者のビットコインの保有枚数の割合を表しています。

つまり、こちらのチャートの方がビットコインの総供給枚数に対する長期保有者の保有枚数の増減を把握することに適しているものと思われます。

長期保有者のビットコイン保有枚数が最後に急激に減少したのは、2020年10月から2021年4月の間でした。その時、ビットコイン価格は1万1000ドルから急騰して、史上最高値6万4500ドルを記録しました。

興味深いことにその6か月後、ビットコイン価格が現在の史上最高値である6万9000ドルをつけた時、長期保有者のビットコイン保有枚数は新たな高値に達していました。今にして思えば、これは弱気相場が差し迫っているという初期のシグナルと受け取られたかも知れません。それ以来、ビットコインの長期保有枚数の割合は増加しています。

有名な仮想通貨アナリストであるRootは、このチャートをTwitterに投稿して、現在の長期保有枚数の割合は73.5%に達しており、これは2015年の歴史的水準に近づきつつあると指摘しました。

2015年に長期保有枚数の割合が73.5%より少し上あたりに達してから、その後ビットコイン価格は2017年12月にその当時の史上最高値をつけるまで一貫して上昇しました。

今回、長期保有枚数の割合が2015年と同じ水準である73.5%に達していることから、今後のビットコイン価格上昇のサインだと受け取ることもできます。

興味深いことに、2018年の弱気相場でも、2020年の新型コロナウイルス感染症による暴落でも、さらには2022年の下落トレンドの底でさえも、私たちが現在見ているような長期保有枚数の割合が73.5%付近に達することはありませんでした。

アナリストによると、これはビットコインの希少性が高まっていることを示しているといいます。

さらに、これは投資家がビットコインに対して高い信頼を持っていることを示しています。

一方で短期保有者がビットコインの購入を開始すると、長期保有者は保有枚数を減らし、その後ビットコイン価格は将来の強気市場の激しい拡大局面に入るでしょう、と記事では締めくくられていました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、利用可能なビットコイン総供給枚数に対する長期保有者の保有枚数の割合が73.5%に達しており、2015年の歴史的な水準に近づきつつあるという内容をお届けしました。

今後もビットコインの価格に関する情報をお届けしていきたいと思います。

また、今回の記事と似た内容の記事も投稿しておりますので、興味のある方はこちらの記事も是非ご覧ください。

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