
今回の記事は、リップルがSECとの裁判に一部勝訴したという内容を速報でお届けいたします。
リップルがSECとの裁判に一部勝訴
リップルがSECとの裁判に一部勝訴したという内容を、各ニュースサイトの記事を交えて紹介していきます。

まず、コインテレグラフの記事を紹介します。
2023年7月13日、リップルラボは米ニューヨーク南部地区連邦地裁での裁判で部分的に勝利した。裁判官アナリサ・トーレス氏が、2020年に米証券取引委員会から提訴された訴訟で、同社を支持する形で判決を下した。
7月13日に提出された書類によると、トーレス裁判官はリップルラボに有利な判断を下し、プログラム販売でのXRPトークンは証券ではないと認めた。一方で機関投資家向けの販売は未登録有価証券と判断された。
アナリサ・トーレス裁判官は、プログラム販売でのXRPは証券ではないと認め、機関投資家向けの販売は未登録有価証券と判断しました。
機関投資家向けの販売は未登録有価証券と判断されたことで、今後どのような影響があるのかは分かりませんが、今回の判決はリップルに有利なものであると報じられています。

続いて、コインデスクの記事を紹介します。
エックス・アール・ピー(XRP)は13日、24時間で96%急騰。暗号資産(仮想通貨)取引所でのXRPの販売は投資契約に該当しないとの判決を受けて、主要暗号資産の中で一番の上昇を見せた。
この値動きは、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所が「デジタル資産取引所でのXRPの提供および販売は、投資契約の提供および販売に当たらない」とし「記録は、これらの取引に対するハウィーテストの3番目の要件を立証できない」と述べたことを受けたものだ。
ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は、仮想通貨取引所でのXRPの販売は投資契約に当たらないと述べ、これらの取引はハウィーテストの3番目の要件を立証できないと述べました。
米国では、連邦証券法の適用対象として証券が定められており、この証券の1つとして投資契約があります。
米国では投資契約に該当するかどうかはハウィーテストに基づいて判断するという判例が確立しており、ハウィーテストには以下の4つの要件があります。
- 資金の出資
- 共同事業
- 収益の期待
- 収益の獲得がもっぱら他者の努力による
今回、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は、仮想通貨取引所でのXRPの取引はハウィーテストの3番目の要件を立証できないと述べていることから、収益の期待という要件を立証できないと判断したことになります。
リップルがXRPの購入者に対してXRPの価格は上昇していくと宣伝していたとしたら、3番目の収益の期待という要件に当てはまるということになります。
今回、この3番目の要件を立証できないと判断されたということは、リップルはXRPの購入者に対してXRPの価格は上昇していくと宣伝していなかったと見なされたということでしょう。

続いて、THE BLOCKの記事を紹介します。
リップル・ラボは木曜日の法廷で、証券取引委員会から証券違反として争われた同社のXRPトークン販売の一部が有価証券募集の定義を完全には満たしていないと連邦判事が判決を下し、部分的な勝利を収めた 。
この決定は、SECが控訴の可能性を検討中であると述べたが、リップルまたはその主要幹部が起こり得る民事上の影響を完全に免除するものではない。ニューヨーク州南部地区のアナリサ・トーレス判事は、数億ドル相当のXRPを購入した機関投資家への違法証券販売の責任を巡り、リップルCEOのブラッド・ガーリングハウス氏と執行会長のクリス・ラーセン氏に対する陪審裁判を命じた。
リップルは一部では勝利を収めたものの、それは完全な勝利ではありません。アナリサ・トーレス判事は、機関投資家へのXRPの販売を巡り、ブラッド・ガーリングハウスCEOとクリス・ラーセン会長に対する陪審裁判を命じました。
また、SECは控訴の可能性を検討中であることから、リップルとSECの裁判は今後も継続していくことが予想されます。
裁判の結果を受けての相場状況
リップルがSECとの裁判に一部勝訴というニュースを受けての相場状況を見ていきましょう。以下の情報は全て2023年7月14日時点のものです。

まず、コインマーケットキャップです。
XRPの価格は65円から一時120円に上昇。約2倍近い上昇となりました。

続いて、COIN360です。
XRPをはじめ、Stellar、Cardano、Solana、Polygonといった仮想通貨も軒並み価格が急上昇しています。
StellarはXRPと似た仮想通貨であることから価格が上昇しているものと思われます。
Cardano、Solana、PolygonはいずれもSECから証券であると見なされており、今回のリップルの一部勝訴という判決が好材料だと受け止められて価格が上昇しているものと思われます。

続いて、Fear & Greed Index(恐怖と強欲の指数)です。
現在、60という強欲よりの数値となっており、先月からの流れを見ると徐々に強欲よりの数値へ傾いていっていることが分かります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、リップルがSECとの裁判に一部勝訴という内容を速報でお届けいたしました。
今後も、リップル・XRPに関する情報をお届けしていきたいと思います。
以前、リップルがSECとの裁判に勝訴した場合のXRPの価格を予測した記事も投稿しておりますので、よろしければご覧ください。
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