アーサー・ヘイズによるイーサリアムの予測価格【シリーズ第2弾】【イーサリアム・ETH】【仮想通貨・暗号資産】

2023/08/07

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アーサー・ヘイズによるイーサリアムの予測価格【シリーズ第2弾】【イーサリアム・ETH】【仮想通貨・暗号資産】

今回の記事は、イーサリアムの予測価格シリーズ第2弾です。

今回紹介するイーサリアムの予測価格は、Arthur Hayes(アーサー・ヘイズ)によるものです。

この記事を読むと、仮想通貨分野の起業家がイーサリアムについてどのような予測価格を出しているのかを知ることができます。

よろしければ、シリーズ第1弾の記事もご覧ください。ラベルの「イーサリアム」からご覧いただけます。

イーサリアムの予測価格

イーサリアムの予測価格

Arthur Hayes(アーサー・ヘイズ)

予測価格

予測した日 2023年7月28日
到達する日 5年後(2028年)
予測価格 31063ドル(約434万円)

BitMEXの共同創設者兼元CEOであるアーサー・ヘイズは、2023年7月28日にSubstackでAIが作成したDAOがイーサリアムでホストされたDEXで取引を行うようになると、5年後にイーサリアムの価格は31063ドルに達する可能性があるという予測を披露しました。

Moai _ BitMEX Blog

Moai - by Arthur Hayes - Crypto Trader Digest

Substackとは、個人でニュースレターを配信することができるプラットフォームであり、米国で人気のサービスです。Substackではコンテンツを有料販売することができ、日本でいうとnoteのメールマガジン版のようなサービスです。

アーサー・ヘイズは自身の予測価格について「この数字が正確に正確であるかどうかについては心配していません。私は方向性が正しく、物語が「起こらない」から「起こるかもしれない」に移行するときに利益を得たいと考えています。」と述べており、予測した価格の正確さについては心配しておらず、AIが作成したDAOがイーサリアムでホストされたDEXで取引を行うようになるという物語が「起こらない」から「起こるかもしれない」に移行する時にイーサリアムの価格が上昇するということを強調しています。

物語が「起こらない」から「起こるかもしれない」に移行する時に稼ぐチャンスがあるという考え方は、以前投稿したアーサー・ヘイズによるビットコインの予測価格という記事の中にも出てきたものです。興味のある方は、こちらの記事もご覧ください。

<あわせて読みたい>

【ビットコイン】アーサー・ヘイズによるビットコインの予測価格【シリーズ第14弾】【仮想通貨・暗号資産】

それでは、アーサー・ヘイズがSubstackに投稿したイーサリアムの予測価格について詳しくみていきましょう。

アーサー・ヘイズによるイーサリアムの予測価格

引用元:https://cryptohayes.substack.com/p/moai

アーサー・ヘイズは、イーサリアムでホストされたDEXの取引高が、2022年の株式取引所の取引高の何%に達するかにより、それぞれの場合におけるイーサリアムの価格を予測しています。

  • DEXの取引高が株式の取引高の1%に達した場合、イーサリアムの価格は3387ドル(約47万円)。
  • DEXの取引高が株式の取引高の5%に達した場合、イーサリアムの価格は9213ドル(約128万円)。
  • DEXの取引高が株式の取引高の10%に達した場合、イーサリアムの価格は16496ドル(約230万円)。
  • DEXの取引高が株式の取引高の20%に達した場合、イーサリアムの価格は31063ドル(約434万円)。

それでは、アーサー・ヘイズの予測価格の根拠を見ていきましょう。

アーサー・ヘイズは、Substackに「Moai」というタイトルで投稿したとても長い記事の中で、イーサリアムの予測価格について言及しています。

過去2000年間の世界のGDP

引用元:https://cryptohayes.substack.com/p/moai

記事の冒頭で、イースター島のモアイを作り出したのはラパヌイ族の組織形態であるということが指摘されており、人類は会社という組織形態を持ったことにより成長が加速したということが示されています。

それではAIはどのような組織形態を持つのかというと、それはDAO(分散型自律組織)により組織されたものになるのではないかと述べられています。

AIはどのようなタイプの組織構造を使用するのでしょうか?物理的な身体を持たず、コンピューターコードの行で「考える」単なる思考機械であるAIは、今日の標準的な企業構造を使用して経済的に組織化できるでしょうか?それがこのエッセイが取り組むことを目指している問題です。私の意見は、AIは分散型自律組織(DAO)構造を使用して自らを組織するようになるだろうと考えています。DAOは、国家ではなくパブリックブロックチェーンに依存して運営されています。DAO構造は、AIと人間の協力を可能にし、AI+人間の経済の成長と繁栄を可能にする組織構造として機能します。

そして、DAOの急増に伴い、イーサリアムの価格は急騰すると述べられています。

DAOの急増に伴い、イーサリアムのトランザクションは急激に増加します。その結果、このAI DAO仮説が広く信じられれば、ETHの価格は予想通りに急騰するはずです。

アーサー・ヘイズはDAOについて次のように述べています。

DAO資本市場は、シリコンで作られたものであれ、カーボンで作られたものであれ、インターネット接続があれば誰でも交流できる、初めての真のグローバル市場となるだろう。DAOはAIの経済単位であり、暗号資本市場には裁判所ではなく、適切に機能するパブリックブロックチェーンが必要です。DAOを作成するAIは国家によって強制することができないため、DAOによって作成されたあらゆる種類のトークンを取引する取引所はおそらく自然独占となるでしょう。 

また、アーサー・ヘイズはDEXについて次のように述べています。

DEXは、当然のことながら、AIを活用したDAOによって発行されたあらゆる種類の株式、負債、公益事業、参加などのトークンの取引をサポートするのに適しています。DEXは、パブリックブロックチェーン上で実行される一連のスマートコントラクトで構成されるマッチングエンジンにすぎません。さらに簡単に言うと、それはオープンソースであり、パブリックブロックチェーンが存在する限り存続する単なるコンピューターコードです。

以上のように、アーサー・ヘイズはAIがDAOを作成して、DAOがイーサリアムでホストされたDEXで取引をするようになり、その取引高が増加することによりイーサリアムの価格が上昇すると述べています。

また、イーサリアムの価格が上昇する時期は、実際にDAOによるDEXの取引高が増加する時ではなく、この物語が「起こらない」から「起こるかもしれない」と人々の認識が移行する時であるということも述べられています。

人物紹介

アーサー・ヘイズは、元ドイツ銀行やシティバンクのデリバティブトレーダーで、BitMEXの共同創設者兼元CEOです。

BitMEXは世界最大級のレバレッジ取引が可能な取引所として日本人にも人気がありましたが、金融商品取引法及び資金決済に関する法律の改正を受けて、2020年5月1日をもって日本居住者の新規登録、アクセス、取引を禁止しました。

その後、2022年2月にアーサー・ヘイズは銀行秘密法違反を巡る訴訟で有罪を認め、2022年5月に6か月の自宅軟禁を含む2年間の執行猶予という判決を言い渡されました。

アーサー・ヘイズは、現在はMaelstromというファミリーオフィスの最高投資責任者です。ファミリーオフィスとは、裕福な家族の投資管理と資産管理を扱う非公開会社のことです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、アーサー・ヘイズによるイーサリアムの予測価格をお届けしました。

今後もイーサリアムの価格に関する情報をお届けしていきたいと思います。

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